占いと寿命
占い師で一番困るのは、「寿命」を聞かれることじゃないだろうか?
私は四柱推命をメインで占ってますが、「命術」と言われるこの占術ですら、人の「生死」を予測する事は大変難しい。
っていうか無理。
いや、それでもね。
「後付け」でいいならどうとでも解釈できるし、考えられる。
ペラペラと答えられるわよ。
何度でも言いますよ?
起こった後ならね。
なーんでも、どーとでも解釈できる。
事件を起こした芸能人、亡くなった著名人、生年月日を教えてくれれば、いくらでもそうなった原因を答えられるってもんよ、占い師は誰でも。
そうでは無く、今ここにいる若々しくフレッシュな果実のような人の「寿命」をはっきりと言い当てる事が難しいと言うてるのだ。
ちなみに世間では「いや、自分は分かる」と、そこそこの年齢から凶作用の出る時期を拾って、それを「寿命」と伝える人がいるかもしれない。
ぶっちゃけ、40歳以降なら、凶作用の運気が巡ると体調を崩す可能性は非常に高いだろう。
だからといってすぐさま「寿命」に結びつけるのは、いかがななものか?
う~んと首をかしげてしまうのは私だけか?
では、「霊能者」などなら分かるのかと言うと、数人「それらしき」人を知ってるが、やはり「生死」は当てられないようだった。
そもそも「寿命」というのは「霊障」でもなんでもなく、とても自然な事だから、ある意味(霊以外のものは)見えなくても仕方ないのかもしれないネ。(だから肝心な事見えねえのかよ!なんて言わないよ!思うけどね!)
ちなみに「四柱推命」はその人の「体質」を見るのにうってつけである。
そこからどんな病気にかかる可能性があるのか?どんな事に気をつけていけばいいのかも読み取る事ができますからね。
そう考えると、同じ「生死」でも、「妊娠」「出産」に関しては命式から読みやすいと言える。
でも、たまーに、宿りそうもない体質の時期に、宿ったりするパターンなどもありますから、「分かったつもり」でいる自分はなんて浅はかな人間だと再認識するわけです、ハイ。
つまり、何が言いたいかと言うと、私達は決して「神」ではないのだ。
どんな激しめ(?)の占い師だろうが、ヒーラーだろうが、霊能者であろうが、決して「神」になる事は無いのだから、何でもかんでも把握できるみたいな事を軽々しく、口に出すもんじゃないな~と思うわけです、ハイ。
針で体のどっか刺してみて赤い血が出るなら、普通の人間です。
修行をどんだけつんでも「人間」は「人間」です。
おおっと!話変わってしまいましたが、題材に対してのまとめ。
・天地がひっくり返っても、生き物の「寿命」を事前に知る事はできない。
できないものをあえて知ろうとしなくてもいいと思うだな、私は。
(ブッタもそう言ってたみたいだし)
それにね、分からないからこそ、今がとても貴重で、だからこそ「奇跡」も信じられるし、「希望」も持てるんだから。