生きるほど嘘は量ばってく それでも明日を夢見て寝る

title:「バクのコックさん」ハヌマーン

anoneをした。今年の1月と4月に。

anoneとは、2000通りのセクシュアリティの組み合わせから、もっとも近いパターンを分析してくれるアプリです。

https://anone.me

今回はその結果について自分なりに感想を書きとめていたいと思う。

〈2020.01〉

・こころの性
Xジェンダー(男性でも女性でもない性別のあり方)
・恋愛指向
アロマンティック(愛に恋愛感情はない)
・性的指向
バイセクシュアル(男性にも女性にも性的な欲求を抱く)
サピオセクシュアル(知性を愛する)
・表現したい性
Xジェンダー(男性でも女性でもないアイデンティティ)

〈2020.4〉

・こころの性
Xジェンダー(男性でも女性でもない性別のあり方)
・恋愛指向
バイロマンティック(男性と女性両方に恋をする)
リスロマンティック(恋に両想いはいらない)
・性的指向
バイセクシュアル(男性にも女性にも性的な欲求を抱く)
リスセクシュアル(愛はあるけど体の繋がりを持つのは苦手)
・表現したい性 ノンバイナリー(男性でも女性でもないアイデンティティ)

こころの性について

両月ともに…Xジェンダー
すごく納得した。今日はとてもかわいい女の子として見られたい日と、そう見られたくない日がどちらもあった。体の柔らかい肉質に満足することもあれば、小さな体や膨らんだ胸に吐き気がした。女らしさを憂いていることに関していえば、女性の中でなかなか言えない苦しさがある。この苦しみを少しでも正確に伝えようとすれば自ずと自分の性についても語らなければいけないし。

ジェンダー問題に対しても、女性目線、男性目線、そもそも分類に違和感がある…。ずっとどちらかに属するものだと思い込んでいたが、どちらに属そうとしてもなじめない部分があって、自分が迷子で胸が苦しくなった。

「性別 女」に丸を付けながら、男女二つしかないことに憤ったり、分類することを嫌い「人間」でいいじゃんと思っていた。

私の好きなものや好きなことが、女の子らしいとか、男の子っぽいとかそういうくだらない話が嫌いで、それは性被害や男尊女卑の経験からくる自分の体や性への違和感の原因かと思っていた。「帰り道気をつけてね」といった相手の好意的な言葉であったとしても、そこに自分の女らしさがあるような気がして素直に受け取れない自分の未熟さに落ち込むこともあった。

でもXか、そうかどちらでもあるし、どちらでもないのかというのがアプリの診断であっても出たことがとてもすっきりすることだった。
これからは少し好意的に色んな言葉を受け取れそうな気がする。
どうしても自分だけの考えに対して、疑り深く認知のゆがみがあると思い込むため、不安定な中のアイデンティティがさらに不安定になっていくのだが、今回anoneを通し、Xジェンダーという診断を受けスッキリした。
Xジェンダーにも「中性」、「両性」、「無性」、「不定性」などと様々あると知り、個人的には「不定性」がとてもしっくりきています。Xジェンダーってまあ中途半端な回答がこんなにも心強いのだな。

恋愛指向について

1月…アロマンティック
恋愛感情を感じないとのこと。この時はそうだったのかもしれない。たしかに恋人がほしいと思ったことはないけど、大切な人はずっと変わらずいるので、日常には満足しています。

4月…バイロマンティック、リスロマンティック
1月の結果から、少し自分の性について自認出来るようになり、「バイロマンティック」が出たのかなと思っている。

「バイロマンティック」に関しては欲望、アイデンティティのみで、行動には至っていない。その理由はリスロマンティック、好きになられることは怖かったり、必要なかったりということではないでしょうか。
恋愛って相手がありきなもので、好きと言う感情を向け合う。私は誰かに何かを求めることをできるだけ避けたいと思うので、リスロマンティックが出たのかな。
恋愛指向は2回目の結果の方が近いと思います。ただ体の繋がりを必要としない、という部分は違うかな。

私は感情と性欲ば別物で、恋愛的に好きな人はプラトニックとセックス両方を求めつつ、プラトニックだけでよいと思っています。好きな相手に対し、ぐちゃぐちゃに汚し合いたい気持ちと、触れたくない影響を与えたくない気持ちが混在。こっぴどく振られて諦めてしまいたい。離れることを想像して、まだ大丈夫だと安心していたい。

性的指向について

1月…バイセクシュアル、サピオセクシュアル
4月…バイセクシュアル、リスセクシュアル

「バイセクシュアル」はどちらでも出ました。女性に対して「触れたい」と思っても、「セックスしたい」と思うかはわからないところで、「セックスしたい」という感情を向けること自身に抵抗がある。そういう意味での性欲はドキリとします。向けてても向けられてても。「触れたい」は相手を大切にしたいと思ったときによく感じる。
男性に対しても同様ですが、たいていの場合「セックスしたい」→「セックスする」という流れになるので、参考にならない。私自身は自分が相手に何かを望むことに抵抗があるので、「セックスしたい」と思っても、言わないんじゃないかなと思う。

性的に惹かれるのは男性のほうが多いかもしれませんが、純粋に経験上の問題かもしれませんが。

性傾向に「サピオセクシャル」が出たのも納得です。言葉選びにグッとくる人に強く惹かれやすいです。言葉と音の選びにグッときてしまうと、もうそれだけが性感帯。

4月は「リスセクシュアル」性欲がないわけじゃないけれど、性的な話に体がこわばってしまうのも感じるし、好きになればなるほど体の関係を持つのが怖くなる。パートナーとのセックスに関して言えば、だた繰り返しの経験で少しずつ緩和されるとは思う。下ネタは相変わらず苦手。そもそも好きな人について聞かれるのも苦手。

1月と4月で結果は違うけれどこの3つが私の性傾向な気がする。

表現したい性について

1月…Xジェンダー
4月…ノンバイナリー

こちらも納得。なので、今の小さくまるい女性的な体はあまり好きではない。できれば細く平らでありたかった。気分で服装を変えて街を練り歩きたい。どうしても、着たい服と着れる服が異なる。丸みのある体が全く嫌いなわけでもないので、少し困る。時々神がかったブランドが最高の1着を授けてくれるのが、たまらない。ha|za|maのコックピットパーカーがそう。服についても女性らし男性らしい、とは考えず着たいものを着ていますが、体格から望むシルエットにはならないのが最近の悩み。


2度目の診断の方が比較的納得度は高い。

ちなみに私は一部の方に自分の性について話たりもしましたが、話していない子もいる。性別についてわざわざ言及しなくても、私を受け入れてくれている友人はとてもありがたいと思っていますが、やはり緊張した。
これからカミングアウトしていくのかはわからない。

私は自身の認知のゆがみを憎むがゆえに、他者の意見を採用しがちなので、これからも自分とanoneを繰り返し統合していきたいと思う。

統合を繰り返しても心が救われるわけではないかもしれないけれど、これからの自分のために生きていこう。

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