6月になると眼鏡の彼のことを思い出す
その名はみなさまご存じ、野比のび太。
もう何年前に読んだのか、そして第何巻の第何話なのかも覚えてないけど
冒頭シーンはいつもののび太の部屋。
のび太が嘆く。「あー6月!僕が一年中で一番ゆううつな月!」
どうしてそこまで言うのかい?とドラえもん。
のび太が語る、その理由はと言うと、
☆国民の祝日が一日もない。
☆そして夏休みでも冬休みでも春休みの期間でもないということ。
どうやら1年のうち、6月だけが相当するらしい。
まだ小学生だったワタシは目ウロコだった。
そうか、そういうふうに考えたことはなかったわ。
それから、その後ののび太の顛末とは言えば、
ドラえもんに休日を自由に作れる機械かなんかを出してもらって
世の中のカレンダーに休みを作りすぎてなにやら重大な失敗をやらかし・・・という
相変わらずなオチのついた黄金パターンだったと思う。
まあそれほど学校がキライでなかったワタシは
特に、6月に休みの少ないことを不幸とは思わなかったけど
6月には、祝日になるほどの印象的な記念日がないんだなあと再確認。
それから数十年。 不思議なことに
6月はワタシにとっては忘れられない記念日のある
大事な月となる。
それは
人生初めてのコドモが生まれた日。
つまり自分が母親というものにどうにかなることが出来た日。
第一子長女の誕生日が有るのが6月。なにやらふしぎ。
偶然にも末っ子も6月に生まれ 、中子の懐妊も確か6月。
ドラえもんを読んでいた子供の頃には思いもしなかった未来が自分にやって来た。きっとこの後も想像もしなかった未来を3人姉弟が連れてくるに違いない。楽しみ半分不安半分にしていよう。
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小1の時に小説家になりたいと夢みて早35年。創作から暫く遠ざかって居ましたが、或るきっかけで少しずつ夢に近づく為に頑張って居ます。等身大の判り易い文章を心がけて居ます。