振られた記念に人生で初めて短歌集を作った。
短い片思い相手に振られて早1週間半が経った。
短かったこともあり、わんわん泣いたりだとかそんなことはしていない。
不意に思い出して切なくなったり、こんな気持ちを彼も抱えているんだろうなと不思議に感じたり、している、だけ。
強がって、彼のInstagramのストーリーはミュートにした。本当は会いたいし、声が聞きたいし、抱かれたいのにね。
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告白を決めたときには振られることは8割がた分かっていたので(2割のポジティブな私、好き。)振られてスッキリした感覚が大きかった。
深夜3時前に起きて、返事を見て眠れなくなって。彼の誕生日に贈りたいなぁと思っていた短歌集の足りない写真を撮りに散歩に行った。
そのまま早朝テンションで、人生初の短歌集を注文した。
11句と11枚の写真からできた短歌集兼写真集。
「5~8日後に到着します。」
と、大きな揺らぎがあったにも関わらずしっかりと彼の誕生日に届いていて、そんな気がしていたから少しだけ苦笑いした。(お誕生日おめでとうございました!)
改めて見ても彼への大好きが詰まっていて、ほかの人には到底見せられない。短くて素敵な思い出がぎゅーっと詰まった素晴らしい1冊になった。
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短歌や文章を書く趣味があることは、あまり友人にも話していなかったんだけど、嬉しくてTwitterやInstagramに表紙をアップしたら思いの外いいねがついたり「読みたい!」と言ってくれる人が多くて素直に嬉しかった。
隠すような、恥ずかしがるような、そんなことではないのかもしれない、と気が付いた。
彼からも足跡が着いた。一緒に行った展示会の時の写真を表紙に使っていたこと、気が付いたかな。気が付いていたら少し恥ずかしいな、なんて。
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短歌は時たま作って満足していたけれど、きちんとした賞に応募してみようと思った。応募にたくさんの句数が必要になるものに挑戦したいと感じた。
転職もしたくて、メール応募ができない企業にわざわざ郵送で履歴書を送った。
君に「惜しい子を逃したな」って思ってほしくって。
すぐに私はもっともっと可愛くなって、君はすっごく後悔しちゃうんだから。覚悟しておいて。
t.素敵な恋をありがとう。
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