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サッカー用語辞書

皆さん記事やレビューを読む時分からない単語が出てきて困ったことはありませんか?そんな時のために、サッカー用語を五十音順でまとめておきます!記事とかレビューとか読む時に使ってね!!

(用語の意味には、その場合によって細かい意味のずれがある場合があります。)

5レーン理論(→ハーフスペース)

ピッチを縦に五分割して考える理論。グアルディオラのバイエルン時代に普及した。ハーフスペースもこの理論で使われる言葉。

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あ行

アイソレーション(←オーバーロード)

戦術の一つで、バスケットボールなどで使われてきた用語。オーバーロードしているエリアの逆に生まれた広大なスペースを、一対一に強くスピードのあるドリブラーによって突破するのを狙うというのが一般的なもの。密集から逆へ展開できるパサー、個の能力が高いドリブラーが不可欠となる。

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インナーラップ(⇔オーバーラップ)

サイドで味方を追い越して走るとき、ボールを持った人の内側を追い越す動き。ハーフスペースを効果的に使う方法として近年注目される。

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オーバーラップ(⇔インナーラップ)

サイドで味方を追い越して走るとき、ボールを持った人の外側を追い越す動き。長友がよくやってるあれ。

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オーバーロード(→アイソレーション)

一定のエリアに選手を密集させること。選手間の距離が短くなるため、パス回しが安定する。また、密集している為、ネガティブトランジションにおいて相手を取り囲んでの即時奪回がしやすい、という利点もある。また、オーバーロードを活用した戦術もある。(詳しくはアイソレーションの項を参照)

か行

カバーシャドー

守備の時、相手の背後からマークするのではなく、相手の前に立って背中でパスコースを切る方法。前線からプレスをかけるときに使われることが多い方法である。パスコースを切るだけでなく、パスの出し手のスペースも制限できる。

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楔(くさび)

いわゆる縦パス。特に密集したスペースにおいて後ろを向いているFWやトップ下に出す縦パスを指していることが多い。たいてい長い距離のパスになるためカットされるリスクも大きいが、通せば一気に相手のゴールに近づくことができる。”攻撃のスイッチを入れるパス”などで形容されることも多い。

コントロールオリエンタード

パスを受けるときの技術の一つ。ファーストタッチ(パスを受けたときの最初のタッチ)で次のプレーがしやすい位置にボールをコントロールすること。

さ行

サイドチェンジ

攻撃するサイドを変えること。相手の守備を左右に動かしてズレを生むことを目的とする場合が多い。

サリーダ・ラボルピアーナ(通称サリー)

端的に言えばボランチがCBの間に落ちる動きのこと。(外に落ちるパターンもある)4バックのチームが採用する。相手FWに対して数的優位を作ってビルドアップを円滑に進めやすくなるいう利点がある。

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(CB脇に落ちるパターン。落ちる側のSBの押し上げを伴いがち)

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ショートカウンター

カウンター(速攻)の中でも、短い距離(=中盤での奪取からのカウンター等)でシュートまでもっていくものを指す。前線からプレスをかけていくチームはこれを狙っていることがほとんど。

セカンドボール

浮き球などを競った後のこぼれたボール。ルーズボールもこれに近い意味。

ゾーンディフェンス

各選手が自分たちのエリアを決めて守る守備方法。マンマークの場合は相手とボールの位置が自分の立ち位置の判断基準となるが、ゾーンの場合は味方との間隔(自分のゾーン)が基準となるので、守備陣形が大崩れしにくい。

(大まかなイメージ。ゾーンの基準等はチームによっていろいろ。)

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た行

ダイアゴナルラン

(主にサイドから)斜めに走ること。相手のマークの受け渡しが難しく、フリーになりやすい。また、相手のマークを引っ張ってスペースを作るのにも用いられるなど、汎用性の高い動きである。

チャンネル(≠ハーフスペース)

CBとSBの間のスペース。その二人の立ち位置によって広くなったり狭くなったりする。ハーフスペースと混同されやすいが、チャンネルは動的なもの(相手DFの立ち位置によって動く)で、静的な意味をもつハーフスペースとは違う。

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な行

偽SB

守備時SBをしている選手が、攻撃の時に中盤に移動するシステムのこと。中盤の攻撃的な選手がより前のポジションをとることができる、間延びを防ぐことができるなどの利点がある。

(大げさなイメージ)

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ネガティブトランジション(⇔ポジティブトランジション)

四局面(攻撃、ネガティブトランジション、守備、ポジティブトランジション)の一つで、攻撃から守備への切り替えの局面のこと。

は行

ハーフスペース(≠チャンネル)

5レーン理論で示されるエリアのうち、ワイドのレーンと真ん中のレーンに挟まれている二つのレーンのこと。中央レーンよりは守備が薄いことが多く、ワイドのレーンよりは崩しやすいのでここを狙うチームが増えている。

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バイタルエリア

下図のように、相手DFラインとMFラインの間のスペースのうち、ゴール正面(ペナルティエリアくらいの幅)の部分のこと。この位置でボールを受けると、目の前のCBを抜いてしまえばGKと一対一の大チャンスになるため、攻守ともに非常に重要なエリア。

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バックドア

おもに二人のコンビネーションによる、敵の背後から裏に抜ける動き。相手の裏に置くようなパスであることが多い。出し手は出す向きと逆側の足(下図なら右足)でパスを出す。それによって、相手DFの裏へのパスのイメージを減らし、受け手がフリーで受けやすくする。

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パラレラ

ポルトガル語で”平行”。タッチラインと平行に走る動きを指す。インナーラップはこの一種といえる。

ビヒランシア

マークなどの近距離での守備動作はしていないが、相手を見張り警戒していること。ボールのないサイドでは、相手に背後を取られたり、後手を踏まないようにこれをしておくことが大事。

ビルドアップ

攻撃の組み立て。とくに後方(GK、DF)からの組み立てを指す。

ファイナルサード(=アタッキングサード)

ピッチを図のように三等分したとき、もっとも相手ゴールに近いエリア。

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プレスバック

前線の選手が後ろの守備を助けるために戻ること。

ヘドンド(旋回)

回るようにしてポジションチェンジを繰り返すこと。サイドの攻撃局面での崩しの際によくみられる。


ペルムータ

ある選手が突破されたとき、そのカバーに行った選手のポジションを突破された選手が戻って埋めること。守備組織を維持するのに有効なプレー。
(下図説明) ①、相手選手が1番の選手を突破→②、2番の選手がカバー→③、1番の選手が2番の選手のいたところを埋める

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ポジティブトランジション(⇔ポジティブトランジション)

四局面(攻撃、ネガティブトランジション、守備、ポジティブトランジション)の一つで、守備から攻撃への切り替えの局面のこと。

ら行

レイオフ(←楔)

楔(くさび)のパスを受けたプレーヤーが近くの前を向いた別のプレーヤーにパスを出すプレーのこと。狭いスペースでも簡単に前を向いてボールを受けることができる。

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図は jun kanomata(@jun_kanomata)さんのTACTICAListaで作成。



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