たなちー

ファジアーノ/大学生 20歳

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    レビューに限らず2020のファジの記事を。

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    2019年長崎戦より

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赤嶺真吾~頼れるシーサー~

「ラインをあげて、あの、積極的な守備に、選手たちを、させよ…」 「あーいったー!うぉあーーー!決まったああああ!決まった岡山終盤アディショナルタイム!…」 冷たい雨の降り頻るアルウィン、 アウェイ席から立ち昇る歓声と熱い湯気、 ゴール前で崩れ落ちる山雅の選手、 そして抱き合うファジの選手たち…。 その中心にいたのは、その年に加入したベテラン、赤嶺真吾でした。 そのシーズン中、得点という結果をなかなか残すことができない中でも、黒子として多大な貢献をしていた赤嶺がゴ

    • 木山サッカー2023完成形解説書

      2023ファジの最終形について書く。 現在のファジは試合中2つの形を使い分けて戦っている。簡単に言えば、前半と後半でやり方を変えている。今回はその二つに分けて書いていく。 (注.記事内のワイドは高橋・末吉のポジションを指す) 1.前半・保持全振り型 大事な点 ボールを握る 相手DFのピン止め(牽制) 前線は即時奪回、DFはディレイ重視 1.1 5トップで起こること 前半のやり方の特徴的なものとして、攻撃時にワイドの二人+2トップ+IHの片方が最前列に並ぶ、5トッ

      • 今オフ補強ポイントを整理(妄想込)

        ということで、オフシーズンの補強に関する妄想を垂れ流していきます。あくまで妄想です。 参考:基本システム参考までに今季の基本システムを軽く。 シーズン後半には3バックー2トップの基本形が確立。中盤センターが三角形か逆三角形の違いはあれど、この形で年後半の試合をこなした。 両サイドともにWBが幅を取るが、左サイドは徳元が、右サイドはデュークが絡みに行くという点で違いがあった。 守備では、前からのハイプレスが主体であったが、中盤センターのスペースを使われてのカウンターや、

        • 岡山FW小噺〜競り合いに注目〜

          現地観戦していておぉ、これは面白いのでは?となったのでまとめてみた。 ミッチェルデューク(186㎝/84kg) 鋼鉄のフィジカル 純粋な高さ デュークの強さを形容するなら、"剛"となるか。見た目からわかる通り、デカく、分厚い。世界の強者とも渡り合えるその体格は、当然日本でもトップクラスの武器だ。加えて、跳躍力にも優れているため、大抵の相手より頭一つ分上でボールをたたくことが可能だ。 競り合いの仕方もシンプルなものだ。その体格とパワーで相手を抑え込み、空陸において自分

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        記事

          栃木戦のビルドアップの話など

          リハビリです。拙くても許して。 スタメン IHの立ち位置の妙岡山のIHは高い位置をとって、降りてくることはほとんどなかった。 IHの立ち位置の意図を考察すると、まず一つ考えられるのは栃木の2ボランチを低い位置に縛り付ける、ということがある。すると、前に寄せに行く栃木の3トップと、IHを監視していて前に出れない中盤の間にはスペースができ、アンカーの本山がフリーになれる。前半の岡山はこのようにしてアンカー経由で後方の組み立てを行っていた。しかし、アンカーからさらに前進する方

          栃木戦のビルドアップの話など

          愛媛戦お喋り

          雑感 最初の20分間に関しては、前と後ろの意識のズレ(前はハイプレ、後ろはラインを上げにくい)によるものか、間延びした守備陣形になっていた。 そのため、GKからビルドアップする愛媛は中盤にできたスペースを突き、擬似カウンターのような形で岡山ゴールを脅かした。 その後、岡山もしっかりピッチ内で意図を共有し、中盤でのミドルプレスに変更してからは間延びもなくなり、守備も安定し、残りの前半の主導権を握っていたわけだ。 しかし一方で、ピッチコンディションが良くないこともあり、い

          愛媛戦お喋り

          千葉戦所感

          ※注意 後半は雑感 ・攻撃のお話(後方)前半飲水までは掛かりの悪い千葉の守備に対し、川本へのロングボール→セカンド回収→SB裏→クロス でペースを握った。とはいえ、押してる時間帯にも関わらず、ミドル主体になったのには疑問が残る。たとえそれが武器だとしても。 飲水後…というか得点が落ち着いた後、千葉はウチのCBにほとんどプレスをかけずにいた。かといって引っ込むでもなく、ピッチ中央でブロックを敷いたイメージ。 ということで、CBには自由が与えられたわけだが。 出口がない(

          千葉戦所感

          どんな沼にも底はある J2第五節 モンテディオ山形vsファジアーノ岡山 簡易プレビュー

          前節はともに課題にぶつかり、苦しい戦いを強いられた両チーム。浮上のきっかけをつかむのは、どっちだ。 前節のスタメンと結果 山形1-2栃木(山形得点者:加藤 大樹) 岡山0-0山口 山形の攻撃・GKを含めたビルドアップからゆったり攻めるのが目標のチーム。 ・仮に相手が前にでてきてビルドアップが詰まっても、ヴィニシウスにロングボールを当てることで局面を進める。 ・セットプレーでは23熊本の強さが際立つ。また、CKではキッカーが二人いて、アウトスイング・インスイングを使

          どんな沼にも底はある J2第五節 モンテディオ山形vsファジアーノ岡山 簡易プレビュー

          ~さあ、走りだそう~ J2第二節 ファジアーノ岡山vsツエーゲン金沢 プレビュー

          岡山にとっては開幕二連勝を、金沢にとってはシーズン初勝利をかけた一戦のプレビューです。両チーム視点で書いているので、金沢サポの方も是非! 前節のスタメンと結果 金沢1ー2長崎(得点者:嶋田 慎太郎) 岡山2-0栃木(得点者:宮崎 幾笑、喜山 康平) 前節の金沢のスタイル・4-2-2-2・ハイプレス・縦に速い攻撃 長崎との開幕戦は、前後半で明暗がくっきり分かれた試合となった。前半は長崎にやりたい放題にされてしまったが、後半は長い時間主導権を握っていたので、チームの状態

          ~さあ、走りだそう~ J2第二節 ファジアーノ岡山vsツエーゲン金沢 プレビュー

          〜千葉戦の戯言~

          マッチレビューはたくみさんとファジスキーさんのを読んでおくれ。俺のはただ気づいたことの羅列。 まずは1stクォーター(飲水前まで)千葉はあまり欲を見せず、自陣では保持よりもロングボールを川又・山下の強い二人に当てて前進。 当てた後は大外に展開し、大外で時間を作った後、オーバー・インナーラップする味方を使い、シンプルにクロス。特に安田のタイミング・精度は素晴らしく、岡山にとっての脅威。 一方岡山は、守備に関しては正直酷いしか言えない立ち上がり。球際での相手との距離が1歩遠

          〜千葉戦の戯言~

          ファジメモ2(松本戦〜東京V戦)

          9月2日 H松本山雅戦(昨日は勉強終わって寝ようとした時にアーセナルのマガリャンエスの加入発表の動画(ウィリアンとルイスのやつ)を見て寝れなくなった人です。) (平日なのでデータを取る余裕がありませんでした。すいません) 試合前 調子良さげだった赤嶺先発。松本は先発見た感じうちと同じ感じ(SHが絞る442)か? 試合後 確実に勝ち点を取りに行く!という姿勢を感じる試合だった。あと、昨日こうしたら良さそう、って書いてた、FWがスペースを作る動きが随所に見られておおお!っ

          ファジメモ2(松本戦〜東京V戦)

          ファジメモ1(A徳島戦〜A町田戦)

          これまでビルドアップの約束を推測 ①相手が後ろでブロックを組む又はプレス隊が一人か二人 SBが高い位置、GKはCBの間低めの位置で三角形を形成してビルドアップ補佐。ボランチはセンターサークル付近で出口兼相手中盤のピン止め。 ②相手が前からガツガツ来る又はプレス隊が三枚以上 SBは両サイドともにほぼ前に出ず、GKは後ろで待機。代わりにボランチ(主に白井)がボールを引き出す役。 約束事 ・相手のプレス+1の枚数を後方に確保する ・ゾーン2への繋ぎよりも相手を動かすこと

          ファジメモ1(A徳島戦〜A町田戦)

          個人的ファジ歴代ベストイレブン

          先日、ファジラボにて「ファジアーノ歴代ベストイレブン」という記事が上がっていて、とても面白かったので自分も選んでみた。 選考基準・自分が生でプレーを見たことがあり、印象に残っていること(自分がファジを見始めたのは2012年から) GK 中林洋次一森と迷ったが、中林を選んだ。自分が見始めたときの守護神であったこともあるが、何よりもダイナミックなセーブがとても印象に残っている。プレーオフ決勝での山口蛍のシュートを止めたシーンは鳥肌が立った。まさに神林。 DF 岩政大樹元代表

          個人的ファジ歴代ベストイレブン

          開幕戦から見えた?今シーズンの方向性

          たなちーです。開幕戦の選手の配置をもとに、今季何を目指しているのか考えるだけの考察。ほとんどキャスでしゃべった内容。 ビルドアップ 中央部  ここは去年から微調整。CB-SHの2-2を中心に組み立てるところは変わらない、一方、サリーの動きは減った印象。代わりのボールの避難場所としてGKのポープを経由することが多かった。この変更によって、前のボランチ二人がCBの前方をキープできるため、パスコースがなくなってしかたなく蹴る、というシーンを減らすことができそう。 サイド

          開幕戦から見えた?今シーズンの方向性

          サッカー用語辞書

          皆さん記事やレビューを読む時分からない単語が出てきて困ったことはありませんか?そんな時のために、サッカー用語を五十音順でまとめておきます!記事とかレビューとか読む時に使ってね!! (用語の意味には、その場合によって細かい意味のずれがある場合があります。) 5レーン理論(→ハーフスペース)ピッチを縦に五分割して考える理論。グアルディオラのバイエルン時代に普及した。ハーフスペースもこの理論で使われる言葉。 あ行アイソレーション(←オーバーロード)戦術の一つで、バスケットボー

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          各ポジションごとに補強必要性を考えよう!

          悲喜こもごものオフシーズンがやってまいりました!ということでポジションごとに簡単なまとめと補強の必要性を考えてみました。皆さんも読みながら妄想を膨らませましょう!(試合数などのデータは FOOTBALL LABから引用) ①GK(補強必要性…80%)現陣容 一森(G大阪への移籍発表)・・・34試合 金山・・・8試合 椎名 イキョンテ(現在長期離脱中) 今シーズンも四人体制でやりくりしたキーパー陣。一森が34試合、金山が8試合と、この二人で公式戦の出場機会は分け合った。どち

          各ポジションごとに補強必要性を考えよう!