どんな沼にも底はある J2第五節 モンテディオ山形vsファジアーノ岡山 簡易プレビュー
前節はともに課題にぶつかり、苦しい戦いを強いられた両チーム。浮上のきっかけをつかむのは、どっちだ。
前節のスタメンと結果
山形1-2栃木(山形得点者:加藤 大樹)
岡山0-0山口
山形の攻撃
・GKを含めたビルドアップからゆったり攻めるのが目標のチーム。
・仮に相手が前にでてきてビルドアップが詰まっても、ヴィニシウスにロングボールを当てることで局面を進める。
・セットプレーでは23熊本の強さが際立つ。また、CKではキッカーが二人いて、アウトスイング・インスイングを使い分ける。
・攻撃の軸は11堀米。彼に自由にボールを持たせると危険。ドリブルの切れ味はJ2トップクラス。また、右だけでなく左サイドまで現れることがあり、神出鬼没。
・前節は一列飛ばしの楔が前線に入ると人数をかけた厚みのある攻撃ができていた印象。この場合受け手はヴィニシウスと堀米。
山形の弱点
・前節は栃木のハイプレスに相当苦戦しており、まだハイプレス耐性はそこまでないようである。また、困ったときのヴィニシウスへのロングボールをしっかりケアすることで、山形の脅威はかなり軽減されると見受けられる。
・前節同点弾のシーンのように、山形は守備陣形が乱れると強度がガクッと落ちる。また、ドリブラーへの対応もあまりよくない印象。理詰めでない攻撃を受けるのは苦手なようだ。
試合の注目ポイント
・山形の弱点がほぼばれているので、何といっても前線の守備をどのように行うかは注目。前に出てプレスをかけ、ヴィニシウスを濱田が封殺できればリスクはかなり低くなるか。
・神出鬼没な堀米のマークの受け渡しをしっかりできるか。彼にボールを自由に持たせないようにチームでうまく対処したい。
・ファジとしてはいかに点を取るか。齊藤がこなしているタスク量を考えると。二列目にはもっと積極的にゴール前へ飛び込んでほしいが果たして。