【旅行:1】広島旅行_その3
2日目
やっぱり天気は悪いです。
カーテンを開けるとどんよりとしていました。
軽く朝食を食べてチェックアウトします。
そのまま広島駅に向かいます。
昨日と変わらない広電の電停を抜けて在来線の改札口へ。
…と思いましたが、乗る電車まで少し時間があるので、バス乗り場を少し見てみます。
動線が全て平面交差なのは再開発で改善するのでしょうか。
いずれにせよ完成後にまた来たいところです。
初めての場所なのに、2日目にはもう見慣れています。
この感覚って初めての場所に旅行に行く醍醐味のように感じています。
三原へ
呉線に乗って三原を目指します。
三原まで直通の電車はないので、広駅で乗り換えです。
広島〜広間は本数がそこそこありますが、広〜三原間は本数が少なくなります。
事前に調べておいた、バッチリ接続する電車に乗ります。
車内はクロスシート貸切ができない程度に、それなりに混んでいました。
(多分)知らない人に向かって広島弁で大きな声で延々と話ているおばあさんがいて、ずっとその人の話を聞いていた気がします。
かなりローカルな内容でほとんど覚えていませんが、なんとなく面白いと思って聞いていたことだけ覚えています。
電車は昨日利用した呉駅を過ぎて広駅へ。
跨線橋を通って反対側のホームに止まっている電車に乗ります。
呉線は瀬戸内海沿岸を走るので、天気が良ければ綺麗な海が見えたはずです。
それを期待してこのルートにしたわけですが、あいにくの天気です。雨と霧で景色は楽しめませんでした。
おばあさんもいつの間にか降り、三原駅に到着。
思っていたよりも普通に栄えていて驚きました(失礼)
三原駅は、三原城址を掠めるように鉄道が通っています。
駅の北側にはお堀と石垣があります。
天守台に直接出られる出口もあり、行ってみましたが特にどうということはありませんでした。
お堀を一周してみます。
駅前にお城がある駅は福山駅や明石駅など、山陽地方だけでもそれなりにありますが、城址に駅がめり込むスタイルはなかなかレアです。
レンタカーに乗車
三原城址(三原駅)を一周して、駅前のニッポンレンタカーで車を借ります。
四代目フィットのガソリンモデルでした。オーソドックスな車ですね。
いい時間なので道の駅 みはら神明の里にお昼を食べに行きます。
純正ではなさそうな、妙に使いにくいナビを操作してどうにか到着。
駐車場の空きを探すぐらいには混んでいました。
出かけると海鮮丼を食べがちなので、海鮮丼を注文。
何やらキャンペーンをやっていたようで、プリンがついてきました。ラッキー。
タコのまちと謳うだけあって、タコは漬けと普通の2種類乗っていました。
海鮮丼はどこで食べても間違い無いです。美味しくいただきました。
道の駅は少し山を登ったところにあるので、三原の街が一望できます。
天気が悪いので遠くまでは見えませんが、ここで筆影山は絶対に無理だと悟りました。
たけはら町並み保存地区
予定を変更して、直接竹原に向かいます。
ナビに従っていたら国道2号を通る最短ルートを案内されたので、事前に調べていた海沿いの国道185号に出ます。
大体呉線と同じルートをたどります。
海沿いを走りますが、これまで見てきた通りです。
海が荒れてなく穏やかだっただけまだマシと捉えておきましょう。
185号をずっと走ると竹原に着きます。
呉線もちょうど竹原駅です。
道の駅たけはらに車を停めます。
保存地区は道を渡ってすぐのところにあります。
今回の旅行で一番きてよかった場所かもしれません。
こんな感じの街並みが続いていました。
もともとは江戸時代に製塩で栄えた街で、製塩していた頃の街並みが保存されているのだそう。
本瓦葺きに漆喰の壁の建物が並ぶ光景はなかなか見応えがあります。
時間もあるので、満足するまでのんびり歩いたあとは車に戻って適当にドライブします。
車移動は時間に余裕を見過ぎるのですが、筆影山に行かなくなったことでより時間があまりました。
広島空港大橋
北上して広島空港大橋を渡ってみることにします。
山を登っていくと、雨足が強まってきました。
東広島市に入ると路面も凸凹して、水捌けが悪く水たまりが多くなります。
フライトロードに入って広島空港に向かいます。
空港に近付くと霧が濃くなって視界が非常に悪くなりました。
トンネルを抜けて広島空港大橋を渡ります。
わかっていたことですが、渡る分には特にこれといった特徴はありません。
橋を渡り終えて再びトンネルを抜けると広島空港に着きます。
広島空港大橋をしたから見たいので、山を降ります。
この辺りの交差点は「空港分れ」や「公園分れ」など特徴的な名前がついています。
急な坂を下って沼田川沿いに広島空港大橋を目指します。
川の両側の山が雲に覆われていて、橋が見えるか心配していましたが、しばらく進むと巨大なアーチ橋が見えてきます。
アップで撮ると大きさがよくわかります。
見るものは見たので広島空港に戻ります。
先ほど下った急坂を登っていきます。
視界はさらに悪くなって、フィットに搭載されているホンダセンシングが機能しない旨の警告が出てきました。
安全運転支援システムも、カメラで周囲の状況を検知できないとうまく動きません。
これだけ視界が悪くて飛行機が飛ぶのか心配になりながらもレンタカーを返します。
送迎バスに乗って広島空港のターミナルに着きました。
東京へ
広島空港は1990年代開業の、それなりに新しい空港です。
広島市から離れており、鉄道駅も遠く、山の上という立地が悪すぎることが特徴です。
山の上なので天気が変わりやすく、この日のように濃い霧が出ることもそれほど珍しくないようです。
展望デッキに出てみます。
飛行機って普段なかなか見る機会がないので、こうして見られるとなんとなく嬉しくなります。
お土産を買って、手荷物検査を済ませてラウンジで待ちます。
仙台行きの飛行機は天候不良で出発を見合わせているようです。
乗る予定の東京行きは予定通り飛ぶそうです。
大学生の頃に、大学からチケットを手配してもらって飛行機に乗ったことはありますが、すべて自力で飛行機に乗るのは初めてだったので少し緊張しながらも、問題なく離陸。
旅行の間中付き纏ってきた雲の上に出て、なんだか雲に勝ったような気分になりました。
周りは寝ている人が大多数でしたが、飛行機に乗る経験が浅い私はウキウキで外を眺めていました。
着陸のために高度を下げ、雲の中に入ると、機体は結構揺れました。
雲の下に出ると夜になっていて、地上で点々と点いている電気を眺めていたらいつの間にか着陸寸前のところまで来ていて、着陸しました。
バスに乗り換えて羽田空港のターミナルに着き、電車を乗り継いで帰宅しました。
リベンジ編へ続く(予定)