城戸崎綾子

小説、詩、エッセイ、短歌、俳句、替え歌などを書いています(^-^)

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    城戸崎綾子が作った替え歌を集めたマガジンです。よろしくお願いします。

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「沈黙」遠藤周作「人がこんなに哀しいのに主よ海があまりに碧いのです」(新潮文庫)

拝啓  遠藤周作様 あなたの事が余りに好きすぎて、そしてその気持ちを表すにはあなたに対して手紙を書くという形が1番良い気がしますので、こういう形をとらせて頂きます。 あなたがいつも目指したのは、心弱く哀しい存在である人達をあなたの文学で慰めるというものでした。 敬虔なカソリック教徒であるあなたはそれをイエスキリストからの愛という形で表現しました。 例えばあなたの代表作である「沈黙」。 長崎の隠れキリシタン達の命が幕府によって奪われる中、もし神というものが存在していな

    • 「深い河」 遠藤周作

      人々の悲しみや苦しみ、その全てを包み込んで、ガンジス川は滔々と流れる。 多くの人にとって人生は不平等なものだが、死だけは誰にでも平等に訪れるということを指し示すかのように。 小さき弱き者のたった1人の苦しみすら、救えないなら、その人は愛を持って人々を救うことにはならない。 神父の大津は、貧しき見ず知らずのインド人のために生き、そしてゴミ溜めの中で、何の栄誉もなく、死んでいく。 他人から誤解され、憎しみを受けて死んでいく。 しかし、大津は最期に呟く。 「これでいい。

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    「沈黙」遠藤周作「人がこんなに哀しいのに主よ海があまりに碧いのです」(新潮文庫)

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