2023年11月5日

気持ちのよい秋晴れが広がった今朝、私の大切な人が大切な人の結婚式に参加する背中を見送ってきた。
ここ数年いろいろあったけど、本当に頼もしくなっているのを感じてとても幸せな気持ちになった。幸せと思わせてくれた彼に、心からの感謝を伝えたい。本当にありがとう。

彼が結婚式に参加する前に、いつものように本の話をしていたら「オードリーの若林さんの著書なら、セレブ犬が一番好き」と言っていたことを思い出した。本屋さんでそれを見つけてなんとなく開いたページが、若林さんのお父さんが亡くなる前後のところだった。何回も読んだはずのその部分を立ち読みしていて、今日はどうしちゃったのか自分でもびっくりするほど泣いてしまった。

多分だけど、家族の話だったからかな。あと一番の親友を失ったっていう感覚の話。私も今朝、彼に対してそれに似た感情を抱いたからかもしれない。私たちは家族なのに、こういう感覚をもったことがとても不思議だった。

この前職場の先輩と話していると、ひょんなことから彼女も本好きだと判明した。「文學界」とか「ダ・ヴィンチ」とか、さらには私が丁度読んでいた「暇と退屈の倫理学」を指さして「私も今読んでるー」と!嬉しい。彼女との会話は共通言語が多数あり、本当に楽しかった。注釈がいらない、話したいことの前提がすでに共有されている感覚って、本当に気持ちいい。

でも話していて、気持ちがいい人とばかり話をするのは多分よくないと思う。違和感に気づいて、それを疑問に感じて、対話して納得することを私たちは繰り返しながら生きていく必要があるんだろうな。
あーあー、こういう時に限って、人生の一番の親友とはなかなか連絡が取れない。さみしいなぁ。そろそろ注釈がいらない会話、したいなぁ。

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