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◆頭皮の老化


◆頭皮の老化

鏡で顔を見ると以前より少しだけ、シワやシミが目についてきます。「変化」していくのは自然な事。でも、その変化は歓迎できそうにもありません。できれば昔の様に戻って欲しい、少なくともこれ以上は変化して欲しくないので毎日のスキンケアを心がけます。
言い方は嫌ですけど「老化」という変化は目に映る部分には手を加えたり興味が持てます。しかし目に映らない部分には、興味も危機感も持てないものです。頭皮もその一つと言えるでしょう。

頭皮も顔や手や首なども目に映る部分と同様に変化していきます。頭皮の変化は目に見えても現れてきます。それは、白髪や薄毛、うねり、パサつきなどで表現されてきます。これらも老化現象の一つです。しかし多くの方は白髪やうねり、パサつきの問題を頭皮ではなく「髪の毛」の問題として捉えてしまいがちです。

本当に髪の毛の問題ではありません。頭皮の老化の問題です。

ヘアカラーやパーマで髪が傷むのはよくご存知だと思います。確かに髪の毛も痛みます。同時に頭皮も痛みます。頭皮は皮膚の中でも鈍感な部分です. それでもヒリヒリするなどの痛みを経験したことのある方もいらっしゃると思います。髪の毛にはトリートメントでケアをして痛んだ髪の質感を良くさせるケア方法があり、自宅でトリートメントするということは一般的になってきました。頭皮はどうでしょうか?痛んだ頭皮はなんとなくそのまま放置してしまいがちです。

美容室であんなに痛かったのに痛めたのに。自宅での頭皮のケアはまだ一般的ではなくケア商品も少ない状態で取り入れている方も少ないと思いますが、ちゃんとケアしましょう。注意して欲しいのはカラーやパーマで荒れている状態な頭皮にトリートメントや育毛剤などは付けないで下さい。トリートメントを根元から付けている方は意外と多いのですが、トリートメントは「髪の毛」をケアするもので頭皮には付けない物です。頭皮につけることで頭皮環境を悪くしてしまいます。育毛剤には浸透や血行を促すためにもアルコールを使用しているケースが多く、刺激を感じる、または炎症して荒れてしまう可能性まであります。

頭皮ケアにはトリートメント・育毛剤ではなく「保湿」が必要です.
頭皮用化粧水、美容液、オイルなどがあります。これらを使い潤いのある頭皮=皮膚を維持していくことで、ハリのある頭皮=若い皮膚状態が継続できる様にもなります。「顔のタルみは頭皮から」と聞いたことある方もいらっしゃると思いますが、頭皮と顔の皮膚は隣接し繋がりのある皮膚です、髪のある生え際までしっかりと化粧水を付けるだけでなく、その流れで頭皮まで一緒にケアしましょう。

◉紫外線は頭皮を老化させる?

老化問題に欠かせないのが「紫外線」ですよね。紫外線は顔に当たると熱を感じたり紫外線が良くないことは認知されてきているのでUV対策にクリームやスプレーを使ったりアフターケアに化粧水を使います。
しかし頭皮ケアはされる方は少ない様ですが、頭皮も顔と同じ様に紫外線を浴びていますので老化現象は進んでいきます。その中でも紫外線の影響を受けやすいのは「分け目」「生え際」です。この部分は髪で覆われていないため直接紫外線を浴びやすくなります。髪で覆われているその他の部分は紫外線から髪で守られています。

そもそも髪の役割の一つが紫外線照射から頭皮を守る為、その中でも紫外線量の多い地域の赤道線やアジアなどの人々に黒髪が多いのは強い紫外線から守る為にメラニンが多く分泌され黒く着色されているからです。紫外線量の少ないヨーロッパ北部などでは肌が白く、髪色もブロンドと色素が薄いのには紫外線が弱くメラニンを多く必要としていない地域だからです。肌を守るための必要に応じて髪の色には違いがあります。

話を戻しまして、分け目や生え際は髪で紫外線から守られにくい部分です。紫外線からの影響が現れやすく見えます。目に見て分かりやすいのは「頭皮の色」です. ご自身でも手鏡を使ってチェックしてみてください。健康的な頭皮の色は青白い透明感のある肌色です。紫外線や薬品などの繰り返しにより酸化している=老化している頭皮の色は茶色く土色に近いです。土色の頭皮であれば頭皮環境は良いとは言えません。​​頭皮が日焼けしてしまうと正常なヘアサイクルを乱す原因になります。

紫外線が頭皮の奥まで入り込むことで、頭皮の細胞にダメージを与え、細い髪が生えてきたり、抜け毛が増えることもあります。これを「光老化」と言います。まだ認知は低い言葉ですが光老化は顔の場合はシワ・シミ・たるみなどを引き起こします。

紫外線から頭皮を守る為にも紫外線量の多い期間3~10月頃は帽子に紫外線スプレーをかけることや、朝髪の毛を直す際にも頭皮に抗酸化成分の頭皮用化粧水を付け事前の酸化予防して夜はお顔に化粧水を付けるタイミングで朝と同様に頭皮にも付けて紫外線を浴びた後のアフターケアをして頭皮をケアする事が必要です。

◉生活習慣で酸化する頭皮


もちろん老化の原因である酸化現象を引き起こす要因は紫外線だけではありません。日常でも酸化する要因はあります。その一つが生活習慣です。睡眠時間が短い不規則、タバコ飲酒、運動不足、不健康な食事、ストレスなどの健康に良くないとされている事、と覚えておくと分かりやすいと思います。簡潔にまとめてあると意識しないものですので実際に自身に置き換えて日常を振り返ってみてください。

食事では、手作りではないスーパーやコンビニの食品添加物や脂質の揚げ物、揚げ菓子、などの摂りすぎ。仕事や学業、人間関係などでの過剰なストレスがありストレスを解消していないままにしているのは良くないですよね。タバコ・アルコールは説明するまでもありませんがダメです。
低質な睡眠は、寝る前までスマホやテレビを観ていたり目や脳に刺激を与えてしまいます。就寝する直前まで間食も控えましょう。遅い時間まで起きている、または不規則な時間に寝ているなどと誰にでも当てはまりやすい問題の積み重ねは、頭皮にも悪影響になります。逆にこれらの悪い習慣を辞めて変えた習慣を積み重ねれば、きっと改善の兆しにも繋がります。

生活習慣から引き起こる病気も含めて頭皮改善や美容の効果を高めることは、他の誰かが代わりにやってくれるものではありませんよね、毎日の積み重ねで少しづつ変化してくるもの、薬や整形の様に大きな変化が突然現れませんが、自分自身を日々労って健康に綺麗になっていく事を楽しんで取り組んでみてください。こういうのも楽しいものです。

今本を書いています。オーガニックsalon I.K 酒井智章です。「いいね」やフォロー頂けると励みになり嬉しいです。



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