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浮遊生物、あなたもわたしも
あなたがくれる言葉が、世界が、大切にしているものが 私にとっても大切。
優しくて、広くて、その深さすら読めないような海みたいな人だと思ってたけど海の中で浮遊してるからこそ、相手を受け入れられるのかもと思った。同じ小さなプランクトン。
フェンのひとりは、寂しいひとりじゃなくてとてもとても自由。自分が自由だから相手の自由も受け入れる、縛られなくていいんだよって優しく教えてくれる人。
そうやってふわふわと移動してるあなたが、いつも心の近くにいてくれてちょっと距離は遠くてもたまに会いに行けて、そしてINIというグループで、ここ日本で活動してくれていることがとっても、とっても嬉しいと思った。その価値観の柔らかさも賢さも思慮深さも当たり前の事じゃなくて、大切な、大切な人。
静かに舞台の奥に消えていく姿を見ていつか来る終わりを少し想像してしまったり、たまに不安になって ねえどこにも行かないでってわがままに思うけど、今の11人を大切に大切に応援したいなって思う、これってフェンが言ってたみたいに青春じゃない?
これからもたくさん、あなたのファインダーに映る世界を見せてね。
ちっぽけな浮遊生物同士また広い海で会おうね、私たちっていつだってズッ友だもんね。
今回有難くINIの許豊凡くんによるソロコンサート、「浮遊生物」に参加することが出来たので、ここに想いを綴ってみようと思う。
せっかくなので、”沼落ちnote”も少し。
※許豊凡ソロ公演「浮遊生物」のネタバレを含む部分がありますので、ご注意ください。
沼落ちのきっかけ
わたしにとっての宝物みたいな人
私とINIの出会いは簡潔に言うと友達の勧めでオーディション番組を見始めたことがきっかけで、初めお試し感覚で髙塚大夢くんのプライベートメールを取ったことから完全に”大夢MINI”となりそのままFCに入会するまでに至った。そしてFCブログを1から全メンバー分読んでいる内に段々と惹かれる文章に出会う。綺麗な日本語、綺麗な感性。丁度自分の誕生月でもあったのでせっかくならこの人の言葉を、世界をもっと知りたいと思い半ば勢いでフェンファンくんのメールを追加したところすっかり心を掴まれてしまった。
更に決定的であったのは、その翌月に更新されたとあるブログ。有料のFCブログであるので具体的に引用などできないことがとても惜しいのだが、彼らの冠ラジオ番組とラジオ局の企画である「JFN EARTHDAY SPECIAL TO THE FUTURE From INI~アナタと叶える やさしい暮らし~」、そして発売を前にした6枚目のシングルである「THE FRAME」になぞらえた内容で、自身の経験したマイクロアグレッションの話からステレオタイプ、枠に囚われる必要はないと、もっとフラットな世界で良いのではないかと語りかけてくれるような内容だった。私自身社会学を勉強している学生で、とりわけ様々なマイノリティが抱える生きづらさに疑問を持ち、そしてジェンダーマイノリティについて更に学びたいと考え学部を決めたので、ああこんなことを言ってくれる人がいるんだなあと涙が出るくらい嬉しくて、この人の文章を読み続けるために一生FC入らなければと強く確信したほどだった。
他にもプライド月間の6月には毎年メールをくれたり、6枚目のシングルが発売される際にも偏見や差別、固定概念を壊したい、幸せを願いたいとメールをくれ、その言葉に触れる度にあまりの感動で涙したのを覚えている。特に後述したメールは、この人の行く道を絶対に応援せざるを得ないと強く強く思うほど心が動いた宝物。優しいあなたがアイドルをしてくれることも、こうして沢山伝えてくれることもありがたくて大切で、心が動いた瞬間だった。他にも挙げていくとキリがないほど、きめ細かな配慮が感じられる聡明な人であることを実感する毎日で、どんどん愛が積もっていった。
勿論豊凡くんだからこそ出来るグループのスパイスになるようなパフォーマンスや普段のおっとりとした可愛らしい姿も、努力を辞めず考え行動し続けられるその芯の強さも大好きで、宝物みたいな人だなあと日々思う。
こうして初めは髙塚大夢くん推しとしてINIを応援していたところ推し増しという形になり、すっかりフェンろむMINIとしてオタクライフを謳歌している。(INIと大夢くんの話はまたいつかどこかで…)
ソロコンサート「浮遊生物」
⚠以下公演のネタバレを含みます。
記憶に頼って書いているため、ニュアンスの違いやMCの話のタイミング、演出等違う箇所が多々あるかもしれませんがご了承ください。またこういったものを書くことが人生で初めてなので、お手柔らかにお願いします…(泣)
基本的に豊凡くんのことを愛称としてフェンファン、フェン、フェンちゃんなどと呼んでおります!
入場特典
まず入場特典としてチラシ、パンフカットのようなQRつきの1枚の紙を受け取った。これがほんとに美術館に置いてある感じで!紙質もデザインもアーティスティックな感じも…フェンちゃんならではだなと嬉しく思っていたら、その夜のインスタライブで発注から紙質まで自ら手配したと。納得です。そしてプリントされたQRコードは僕からのサプライズ、共有したい人にシェアしたりしてねと曲の間のMCで言ってくれて、優しくて泣けた。来れなかった人も沢山いる中で、本当流石の配慮です。
VCR① Part1白昼夢
正直最初は緊張で手が震えるくらいどきどきしすぎていて、何考えていたか記憶がさっぱりない。有難く浮遊生物特設サイトから見返して、センスの塊だなこの人は!と思いました。あまり多くは語りませんのでINIFC会員の皆様、是非実際にサイトからVCRご覧になって欲しい!(ここに貼ってもいいのかしら?きっと優しいフェンMINIさんが共有して下さっているので探してみてください)
I’m a dreamer /INI
生で聴くフェンの歌声は、知っている感じ、画面を通した感じと本当に違った。なんだろう、ずっしり?もっとしっかりしていて、ハイトーンはスカーンと会場に響く。私の中でフェンの歌声はとにかくオシャレなイメージが強かったんだけど、それ以上に力強く感じられて あ、本当に歌っているんだ、私の前で。と驚きと実感で感情がまとまらなかった。
この曲、スポーツ報知さんのインタビューのロングバージョン<2>でTHE FIRST TAKEで披露した際に滑舌的に歌うの難しいと思ってたパートをまさかの自分がやることになって緊張したと言っていたので、フルで歌っているのを聴いて努力したんだなあ…とホロリとしてました。上手だったよ!
MC①
開口一番に「I’m a dreamerってなんか忙しい曲だね💦」と会場を和ますフェン。いつもの如く選ぶ言葉はとっても真面目で、少したどたどしいフェンちゃんならではの日本語にふふっと会場が和む感じも、よく知っている空気感もフェンファンだ〜!ってなった。MINIのありがとうー!の声に1つ1つ照れながらもありがとうございますっ!と返す。ああフェンちゃんだ。そしてグループではこのタイミングのMCで話すキャラじゃないと早口に話すフェンに会場ではふふっと笑いが起きる一場面も。そうだねえ、うんうん頑張って偉いねえ😌とみんな心の中で思っていたことでしょう。ステージに1人なことも会場の狭さも相まってやっぱり距離が近くて、簡単に会話できてしまう距離感なのが「あ、私フェンファンのソロコンにいるんだ」と思って嬉しくなった。
そしてそしてここで浮遊生物のコンセプトの説明もしてくれました!昔から自分には家や拠点のようなものが無くて、ふとコンセプトを考えていたら浮遊生物のように水の流れに沿って生きていきたいと思ったと。来てくれた人には、各々盛り上がっても座って静かに聴いてもいいから好きなように楽しんで欲しい(※ニュアンス)と言ってくれました。実際に皆さんとてもリラックスして楽しんでいて、素敵な空間でした。私もラベンダー色のペンライトを抱きしめながらただただ音楽を聴く時間があったりして、フェンファンの世界に存分に浸れて最高に楽しめた!
エイリアンズ/キリンジ
正に許豊凡の歌う平成J-POPと言えばこれですよね!上手だった…歌いながら下の階に降りてきた時あまりにも1列目が近すぎて前の人たち失神したりしないかな?とか後方左端から思ってた。中央の階段に腰かけて足組みながら歌っているときの気だるげでお洒落な色気、すごかったです…
この歌サビとか特に歌うのめちゃくちゃ難しそうなのに、たくさん練習したんだなあと思ったと同時に以前ラジオでも紹介していた曲だったので田島さんの顔が思い浮かびましたね、ふふ。いつか2人でも歌って欲しいな。
東京フラッシュ/Vaundy
初めて知るフェンみたいだった。ステージ全体を使ってのびのびとしていて、しっかりとした歌声が響き渡って。なんだか中音域のゆったりとしたこういう歌声、激しかったり高めの曲が多いINIだと意外とあまり聴く機会がないなあと思って新鮮な驚きのようなものを感じました。この曲、というかシティポップが本当に似合うね!元々よく聴く曲だったのでフェンが歌っているのが夢みたいな時間で、会場もとても盛り上がってた!
MC②
歌い終わってフェンがお水飲んでる時もMINIちゃん達がぽつりぽつり声を掛ける中、小さいお子さんがかわいいよ〜って言ったのに対して、アリガトー!って高い声で返すフェン、可愛すぎて驚いたし可愛かったなあ。
真夏の通り雨/宇多田ヒカル
尊敬しているアーティストさんの曲で、この曲を歌っている時は色んな感情が湧き出てくると言っていたフェン。それを思いながら聴くとなんだかほんとに胸がいっぱいになった、泣きそうなくらい。何を感じて考えて歌っているのかその気持ちを考えると苦しくて胸が痛くて、言葉にならない気持ちで、歌詞と併せて勝手に色々と考えてしまった。
そして最後フェードアウトする曲と合わせてゆっくりと捌けていくところ、儚くて儚くて…
VCR② Part2You see me like a water
オシャレなジャズピアノ、雨に打たれるフェン、そして水の中に背中から落ちていく。ワンナイの振りも怖かったって言ってた(←うろ覚えですが…)のにすごいよう🥲と思いながら見てました。確かVCRの衣装を本編でも着ていたけど、とてもお似合いでしたね…
DripDrop シティポップver /INI
イントロ聴こえてきて心がぶわっとなった大好きなこの曲!歌がお上手〜!!オシャレな編曲がフェンちゃんにピッタリ!フェンろむMINIな私にとって本当にこの曲大切で、やっぱりフェンちゃんが大夢くんの作詞を色々なところで褒め褒めしてくれた”たんたんと轟く音広がって”を生で聴けて宝物だった…途中でイヤモニ両方外して歌ってるのに気づいて え、すごくない!?と思っていたらイヤモニ絶不調だったようで本当は曲の前少し話すはずだったけど何も音が聞こえなかったと…それで生音だけで1曲乗り切ったらしい。微塵も感じませんでした、アッパレフェンちゃん!
MC③
↑の話をしてたとき、フェンMINIさんもすごい!ありがとー!みたいに叫んでて少し照れてるとこも可愛かったしとにかく空間があったかかった。焦りを感じさせない完璧パフォーマンスの後少しテンパっている姿も愛おしくて、ギャップでした。
Good-bye days/YUI
「皆の青春の曲も入れたかった」「是非歌える方は一緒に歌いましょう」というMCから始まったこの曲。間奏で「皆の青春に自分はいなかったかもしれないけど、大丈夫!これから一緒にもう1回青春を過ごそう!」(※うろ覚え)と言ってくれて涙出た、おーんフェンちゃん🥲私の世代の青春の曲ではなかったけど、近くのフェンMINIさん達がイントロを聴いた瞬間からとても嬉しそうにしていて私までじーんとしました。INIと生きる毎日は間違いなく青春だと思っていますよ!
Like Water/FENGFAN (オリジナル曲)
(ここらへんの言葉もだいぶうろ覚えなのでニュアンスとして受け取って頂きたいです💦)
次の曲は皆さん聞いたことがない曲かもしれません。という言葉にザワつく会場。それに対していや、聞いたことないです!少し笑いながらそう言い切るフェンにもっとザワつく会場。始まるサウンド。
メロディーや歌詞までは覚えていないけど、確かかなり英詩が多くてポップな感じ、ぽちゃんと響く水の音が爽やか。ダンスの緩急ある感じ?というか振り付けのメリハリの付け方がフェンらしくて何より堂々としていて優雅で上品で大好きだった、とっても素敵だった…配信でもう一度見るのが楽しみだ!
アンコール On My Shoulder(feat.A.G.O)/ZIN,A.G.O
退場アナウンスもなく明らかにアンコールあるなという雰囲気ではあったけど、止まない拍手と始まるシュウ!フェン!ファン!のコール。(←フルネームじわる)そして始まる"Lay your head on my shoulder〜🎶" あーー!!!!
「アンコールありがとうございます、やっぱり最後はこの曲ですよね!」
この曲大好き、本当に宝物。聴けば聴くほど歌詞が染みて染みてたまらないし正にフェンファンを体現しているような曲だなあと。
特に涙が出た歌詞はこちら↓
「何度でも言うよ ありのままの君を愛して 全て受け入れたくて ぼくの中にいる君は消えない ここには噓なんてない」
正に私の中のフェンを表している歌詞で、それを生で、そしてフェンのことが大好きな人しかいない空間で聴くことが出来て本当に感極まりすぎて涙出ました。本当フェンMINIさんと聴くOn My Shoulderは格別すぎた…染みた…みんなでフェンの手に合わせてペンライトを振る時間、幸せでした。一回途中フェンちゃんがMINIと反対に手振っちゃって困惑していたらすぐに直してくれる、みたいなシーンもありました笑
「浮遊生物同士、この広い海でまた会いましょう」
オリジナル曲で踊ってくれたダンサーさんを呼んで紹介して拍手して(←ここほんとにフェンファンらしいと思った!他のメンバーもそれぞれ公演でやってたのかもしれないけど、ちゃんとダンサーさんお二人の名前を一人一人呼んで感謝の言葉と拍手を送る時間があるの素敵だった。)そして何から何まで自分で考え創りあげたことをお話してくれて。その中でも難しかったVCR撮影を実現させてくれた「神」のスタッフさんにもありがとうー!と大きな声で言うフェンとフェンMINIの皆さん、大好き。
自分の気持ちが昂りすぎていたので最後のMCほぼ記憶がないのですが、本当に公演準備大変だったけど皆さんが喜んでくれていたらどうでもいいと言ってくれた気がします。本当にありがとう…
そして最後、「浮遊生物同士、この広い海のどこかでまた会いましょう ばいばい!」とひらり去っていくフェン。その残像にフェンファーン!だいすきー!と皆さんと叫んだのも愛が溢れていて幸せでした。
退場特典と写真展
退場後に渡されたのは11枚のキービジュアル撮影の時のフェンファンの写真が印刷されたポストカードと、恐らく直筆と思われる1枚のアルファベットの「F」をモチーフにしたプランクトンのようなキャラクターの小さなステッカー。なんだかやっぱりミュージアムショップのグッズみたいで、そして写真達をおうちに連れて帰れるのも嬉しかった。「浮遊生物」の世界をお裾分けして貰った気持ちでしばらくふわふわと眺めていました。
そして退場後に見ることが出来た写真展は、今回のために島根の離島で撮ったものと後々判明。また人生で行きたい場所が増えて嬉しいな。フェンちゃんの見た世界、余すことなく見なければ!と写真達を目に焼き付けてきましたよ。
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大切な人だなと思った日
実際に有難くいつもより近くで姿を見ることが出来て思ったのは、推しも生きている1人の人間なんだな、と。当たり前のことですが、私にとってのフェンファンって妖精さんだし尊敬する人だしで何だか雲の上の存在だったので、初めての大きな声を出せば簡単に会話できてしまうほどの距離感がかなり衝撃的でした。そして思っていたよりも背が高くて「人間」というのをダイレクトに感じて(遠目からでもスタイルは人間離れしていましたが…)改めてこんな人が存在してくれてありがたくて大切だなあと。私にとっても、多くのフェンMINIさん達にとっても、たくさんの人の心を支えてくれている大切な人であることを再認識して胸がいっぱいになりました。
浮遊しながらどこまでも行ける力を持っているあなたのその旅路の中で、”INIの許豊凡”として出会えることが出来て心から感謝しているし、大切なあなたの行くこの道をこれからも微力ながら応援させてください。いつも味方でいてくれてありがとう、フェンちゃん愛してる!
ここまでの長い長い文章を読んでくださった方は果たしていらっしゃるのでしょうか…?もしいらっしゃったら心からのありがとうを送ります!人生初noteでして、駄文をお見せしてしまいすみません…
私の言葉で、何か皆さんにもお裾分け出来ていたらいいな。