一つの心構え

 こんばんは。今日は冬に逆戻りしたみたいに寒い一日でしたね。コロナ渦で風邪だけはどうしても引きまいと用心していた私もついに風邪を引いてしまい鼻をぐしゅんぐしゅんとさせています。読んでくださっている皆さんも、季節の変わり目の中風邪を引かれないようどうぞご自愛ください。

 前回の記事は思いの外反響があり、私自身の思いのはけ口として始めたに過ぎないこのブログにも、やりがいをますます感じている所存です。しかしこれはあくまで私の娯楽にあたり、やらなければならないことが他にある日は必然的に優先順位が後退してしまいます。最近のところと言いますと、新社会人になるに当たっての準備だったり、5年間のアルバイト生活の集大成だったり、資格の勉強だったりとありがたいことに忙しく充実した毎日を送っており、なかなかnoteに時間をゆっくり割けないでもどかしい気持ちを抱えています。私は、自分に強制してしまうと苦しく感じるので、一切ルールは決めず、できるときにやりたいときに、というモットーで進めていきたいと思っています。こんな気まぐれなブログで恐縮ですが、読んでくださる方が一人でもいるならば、本当に光栄に思います。いつもありがとうございます。


 さて本題に。つい先日、赴任先を言い渡されました。とある中学校で教諭として正式に採用を決定して頂いたのですが、その通知を受け取った瞬間から、私の中のアドレナリンが異常なまで分泌しています。楽しみでならないのです。。。4月1日、ついに私が教員になれる日がとにかく楽しみで仕方ありません。

 その1ヶ月後の私、半年後の私、5年後の私、教員として働く私の今後は全く見通せません。激務ですぐにへこたれているかもしれません。口を開けば仕事の愚痴になってしまっているかもしれません。それでも、今この瞬間、教員になる10日前の私は期待で胸を踊らせているという事実はしっかりと噛み締め、心に留めておきたいのです。

 小学生の時から、漠然と先生に憧れ、私も将来あーなりたいと、シンプルですが真っ直ぐな気持ちで目指してきた道。それがいざ現実に変わろうとしている境界線に立つ私は、自分でも驚くほど興奮し、希望に溢れ、幸せな気持ちでいます。この気持ちは先がどんなに険しくても、いえ、険しい時にこそ思い出し、原点に帰って幸せな気持ちを取り戻しながら頑張っていきたいです。


 私は、教員になってから挑戦したいこと、たくさんあります。あり過ぎて、あえて考えるのを辞めました。教員を目指して15年、やりたいことなんてなんて数えきれないほどあるから。それを自分の中でリスト化してしまうと、次第にそれが私のタスクに代わり、その出来が教員としての達成度に代わり、自分の首を絞めてしまいそうで。これって結果的に教員としての私にとってあまり良い方向には向いていかないだろうなと。良い意味で楽観的といいますか、その時その時の気分に任せて、時代の風潮にも乗っかって、思い起こしたことを実践に変えながら、日々やり方を更新していける教員になりたいな。という結論に至りました。



 ただ、そんな中で私は本当に一つだけ、絶対に自分に毎日言い聞かせて出勤しようと決めていることがあります。


生徒を絶対に否定しない先生でいる


 生徒のことを指導すること、時には厳しく叱ることもあるでしょう。しかし、生徒一人一人の思うこと、信じること、表現すること、行動すること、生き方、考え方、絶対に、

「それはだめだ」

「それはできない」

「それは間違っている」


こんな言葉で、生徒のアウトプットを否定しないようにということだけは、必ず、守り抜いていきたい。これだけは、自分の大きなタスクとして積極的に自分自身に課していこうと思うのです。


 生徒と先生という立場だと、やはりどうしても

先生が正しい

生徒の方が未熟だ

と大なり小なりの関係性が潜在してしまうことがあるかもしれません。基本的にマウンティングしながら上からの口調でものを言ってしまうかもしれません。が、先生が上、生徒が下、あるいは先生が優、生徒が劣、そんなことは決してないと思っています。

時には生徒が私がこれまでに感じたことのないようなことを感じて教えてくれることもあるだろうし、自分が正しいと思い込んできたことを生徒の新しい考えに修正させられることもあるだろうと思います。生徒の言動や思慮が、私の領域を超えてきたときは、それを否定したり排除したりすることは絶対にすることなく、取り入れられるものは自分の中に取り入れ、そうでないものもその子の一つの個性として、受け止め、聞き入れ、生徒が胸を張ってそれを貫くことができるよう支援できる先生でありたい。

 教師の仕事は責任が重いです。なぜなら、何気ない一つの言葉で、子供の人生を変えてしまうかもしれないから。

否定というのは決してあってはならないことです。その瞬間に私がその子の人生の可能性をそこでストップさせてしまうかもしれない。それはどう償えることでもありません。

 私は、毎日自分に言い聞かて、絶対に生徒を否定しない、ということだけは、徹底して意識して生徒と接します。そうすることで、どんな特徴を持った生徒もそれぞれの姿で人生の岐路を、無事に進んでいけるでしょう。

私は、生徒の人生に影響を与える人になりたいとか、生徒の模範や目標とする人になりたいとか、そんなことは望みません。というか、到底できません。むしろ私なんかを真似したり影響受けたりして欲しくない。

ただ、何としても、生徒のありのままの生産を否定し、傷つけ、歩みを止めさせてしまうような、そんな粗相だけは犯さない、受容を第一にする先生でありたい。そう強く思います。

「叱る」

これって、褒めるより、教えるより、何より技のかかった難しいことだろうと思います。レベル10くらいです。感情に任せて叱るのではなく、難易度の高い業務を遂行する緊張感を持っておこない、否定しなくても効果的に指導できる叱り方というのを自分の中で身に付け、年々上手になっていきたいです。

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