16日札幌戦観戦日記。しっかりと克服した前回の課題。

小雨が降りながらの等々力でしたが試合開始には雨も止み、我が軍のスタメンは体調不良明けのソンリョンが復活、今シーズン初スタメンの小塚と楽しみな布陣。 

相手は去年この等々力で完敗した札幌。アンデルソンロペスと小柏と金子がめちゃくちゃ嫌なプレーヤーで安易にFKやCKを与えてはいけない相手でもある。

序盤はお互い探り合いながらも札幌に前からプレスをかけるも上手くかわされるシーンが多く、特に菅野まで下げてそこから右サイドに位置取りしてる田中駿に高いパスをしヘディングでFWに当てて回避するパターンを上手く使われてた印象。

しかし我が軍もチャンスは作り得意の左サイドの崩しから決定機を何度か演出するも得点には至らず、薫が相手のトラップミスを奪って倒されたシーンはPKかもしくはマイボールで完全にCKだったのだが主審はゴールキック。普段あまり怒らない薫も珍しく抗議に。確かになかなかファウルを取らなかったせいで試合のコントロールがうまくいってない印象は強かった。

小塚のデビューは相手もあるがまず実戦でのフロンターレの立ち位置とパスの質でリズムが作れなかったのが残念だったかなと。まだまだこれからなので随所に上手さは魅せていたので今後に期待ですね！

前半はなんかこのままだとやられそうだなと、なんか19年のシーズンの中々決めきれず引き分けか負ける感じの試合の雰囲気すらしてきてた中でハーフタイムに1人だけアップの質が違う田中碧を見てまぁそうだろうなと。

後半から小塚に代わり田中碧を投入。これはプラン通りかなと。碧を元々休ませる形で入りうまくいかなければ投入するプラン。これは休ませる意味もあるが、ここ数試合ガチのメンバーを組み交代して強度と質が落ち、終盤に相手に流れを持っていかれる試合がある中で、終盤に質を落とさないように流れの中で何をすべきかしっかり判断でき実行できる選手をベンチに置いておきたいのもあったはず。これが僚太がいればまた違うだろうし去年であれば憲剛さん、守田がいての田中碧。交代でも質と強度を落とさずにやれてた部分が多少今年はその隙が出てきてる気がしてそれを無くす為にもベンチに碧を置かざる終えなかったのかなと。今のところ一定のクオリティーでしっかりとボールを奪えてボールを保持出来るのは碧とシミッチだけなので2人を同時起用した時に交代した後と使い続けるとその後の試合に響くので中々同時起用が今後難しくなりそうではある。

そんな今では変えが効かない田中碧が入った事でいつものフロンターレの攻守の雰囲気に変わり、立ち位置もみんなやりやすくなって相手のボールを奪ってから田中碧からダミアンに当てダミアンから家長、家長のクロスに旗手が手前で触ったボールのこぼれを薫が決めて先制！！

ここまで薫を抑えてた田中駿も旗手が手前で触った事で軌道が変わり、クリア出来ずに決められて悔しそうでだった。そういった偶然で起きたチャンスでもそこに至るまでにしっかり後半からいつもの我が軍のリズムを取り戻し、しっかり早い縦パスを入れて繋いでのゴールは見事！！

やはり奪ってから縦パスが当てられる状況ではそれを選択する事が1番相手が嫌で、ゴールに向かうプレーが1番嫌なので、ましてや奪われた時は陣形が乱れてるので素早い縦パスとゴールに向かうプレーは非常に有効である。

その後札幌も荒野やジェイを入れてパワーを出してきて流れをもう一度持ってこようとし、我が軍も守備で切り替えや球際で戦うもジャッジに味方されず札幌の良い位置でのFK、我が軍の壁はスプレーのラインを何度か越えて審判に注意される、これは自分も経験あるが、日本人はやる人やらない人分かれるけどブラジル人や外国人は必ず一回ラインに従った後、審判が下り相手のキッカーが蹴るモーションになるくらいから、壁の選手はちょっとずつ前に出るんですよね笑 小刻みにバレない程度にちょっとずつ前に出るのがライン引いてあるのでバレバレでちょっと面白かったですが、それが嫌な時間というか間というかキッカーも福森だったのでヤバそうな雰囲気しかしなかったですが、そこは我が軍のソンリョン兄さん！ビックセーブいや神セーブでピンチを救う！！ここで流れを持っていかせなかった事とことごとく嫌な流れでのクロスやCKに対してソンリョンがキャッチやパンチングで処理してくれたのでまた我が軍にチャンスがやってくるのではと思ってたら、ダミアンに変わって出てきた今日が300試合目の小林悠がオフサイドラインギリギリの抜け出しから落ち着いてゴール！！オフサイドディレイからVARでゴールになり貴重な勝ち越し点。その後は札幌のパワープレーも我が軍の最高の守備陣が跳ね返しクリーンシートで完勝！！

終盤での質と強度の部分を後半から田中碧でしっかりと立て直し、交代で入った橘田、長谷川、小林悠でハードワーク。なんといってもノボリと車屋の交代のタイミングは高さ対策だと思うのだが、自分は最近の試合ではこの交代をずっとして欲しかった。終盤にノボリの疲れ具合とそこを相手に狙われてやられる部分が多かったので、車屋でフレッシュにしてしっかり対応して欲しかったのでこの交代は嬉しかった。

それにこの交代はノボリが疲れるのも仕方ない事で今フロンターレで求められるSBのタスクが凄く体力を消耗するので、あの若手で体力のある旗手でさえSBの時に試合後に倒れるくらい疲れるので、ノボリも上下運動にインナーラップ、強い相手の選手を抑える守備で大量を消耗しきってるので後半の途中に交代するのは自然な事。

あとはもっと色んな選手を試しながら勝てるようになれたら最高なのかなと。ただこういった難しい前半を後半に見事に修正して勝ち切れる事が出来るようになったのは本当に強い集団になったのだなと。ここ数試合試合の終わらせ方、リードしている時の試合の進め方に課題があった中でしっかりと穴を開けずに最後は仕留めて終わらせた。

それが出来たのもこの試合での守備陣の奮闘は皆MVPだった。シミッチは攻守で繋ぎ役をこなし、中盤では相手ボールを刈り取り、空中戦もマイボールにする。ジェジエウもロペスとの超人対決にクレバーに処理し、尋常じゃない飛距離のヘディングでクリアを何度もした。ソンリョンが飛び出してきたシーンも本当であれば自分でクリアしても良かったが、前向きのソンリョンに任せた判断と相手の前に入ってソンリョンにクリアさせやすくしたプレーは個人的にはビックプレーでした。谷口キャプテンも味方のカバーやインターセプト、ファーストコンタクトでボールを弾き味方に拾わせてマイボールにさせるプレー。パスミスは多少あったが、そのミスを守備の時には影響させないメンタルの強さとクレバーさは本当にイケメンであり弱点が見当たらない。それになんといっても神セーブで救ったソンリョン！！

しっかり勝ち切れるのは前線からの献身的な守備とそれに連動して勇気を持って強気に守備をする守備陣の守備で良いリズムが生まれて勝ちきれてる気がしてます！！

次は1週間ありますが相手も初勝利で良い雰囲気の横浜FC。しっかり勝つ為にもまずは自分達のサッカーを出す事に集中してもらいたい。ここ数試合は自分達のサッカーがやれてる感じはあまりしない気がしてるので、立ち上がりから圧倒して結果も内容も良いゲームが出来る様に応援したいと思います！！

長々と最後まで読んで頂きありがとうございました！！