わたしが妻と結婚した理由
結婚については「共に歩く」イメージを持っています。
人生という決して短くはない道のりを,一緒に歩くパートナー。それが配偶者だろうと思っています。
皆さんは,もし結婚するなら,どういう相手と結婚したいですか。
結婚相手を選ぶ基準っていろいろあっていいと思います。
「この人カッコいい(可愛い,綺麗だ)」とか「この人,頼り甲斐ある」とか「この人の料理が美味しい」とか「この人のこういうセンスが好きだ」とか…。
でも,私は,ある感覚に照らして結婚を決めました。
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私にとって「一緒にいて楽しいな」っていう感覚はとても重要です。
もちろん,それ以外の感覚も大切ですが,あえて一つ選ぶならそれ。
「楽しい」っていっても,それは「おかしい」とか「面白い」というのとは違ってて,一緒にいた場合にじんわりとプラスの感情が湧き上がってくるという感覚を大切にしています。
長い人生,楽しいときもあれば辛いときもあります。
晴れの日もあれば雨の日もあるし,嵐の日もあるし,健やかなるときもあれば,病めるときもありますよね。
実は長い人生を生き抜くって結構大変なことなんじゃないかと思っています。世間では「頑張ろう」とか「行動せよ」っていう叱咤激励の声が溢れていますけど,実は「生きる」ってだけでも結構大変なことなんですよ。
もちろん,あんまり大変さを感じない脳内パーティピープルのような人もいるかもしれないけれども,私はそういう人は少数派だと思っています。ツイッターなどのSNSで超楽しそうでイケイケに見えている人がいたとしても,本当はいろいろ苦しんでいて,それをSNSで見せてないだけなのではないかと思っているんですよね。
人生にはいろんな「まさか」があり,追い風のときもあれば,逆風のときもあります。いい時期だけではありません。
そういうなかで,逆風のときに飛ばされずに歩み続けて生を全うするというのは,それ自体すごいことだと思います。
そういう,逆風もある人生をしっかり地に足つけて歩んでいくなかで,「ああ,この人といると人生がより楽しくなりそうだし,自分も相手を楽しくしてあげることができそう」っていう感覚を持てる相手というのはかなり貴重なんじゃないかなと思うのです。
周りの人間を楽しくさせる才能に溢れ,この人なら楽しく人生を歩んでいける。そう確信できた人間が,私にとってはたまたま妻だったんです。
◇◇◇
悲しかったり,つらい日があったって,人生は完全には真っ黒にはなりません。その時々に応じて白い絵の具を落として,黒い色を和らげることができると思います。
私は,妻が辛かったら白い絵の具を落としてあげたいし,きっと落としてあげられると思ってます。きっと妻も白い絵の具を落としてくれる人間だと思っています。
そればかりでなく,真っ黒になりそうになったらキャンバスを白く塗りつぶして,その上から虹を描くことだって,2人なら出来るだろうと信じているんです。
もちろん,何の努力も工夫もなく楽しさが維持されるはずもなくって,楽しい夫婦であり続けるための努力や工夫が必要だとは思います。
でも,そんな努力や工夫も楽しんでいけそうだと私に感じさせたのが妻でした。
私の妻はそんな人間です。
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