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民藝旅 Episode:0/日本民藝館「柳宗悦の直観」と 21_21「Another Kind of Art」 (3)

(前回までのあらすじ)民藝について調べるため、日本民藝館を訪れた東堂。しかし、己の未熟さに自信を喪失し、行きつけのラーメン店で鶏白湯ラーメンをすすり、命をチャージ。西船橋の妹のアパートに帰りました。


3. いざ六本木!

2日前の日本民藝館ショックがようやく収まった火曜日の朝。もう1つの民藝の展覧会「MINGEI -Another Kind of Art展」を見るために六本木へと向かいました。本展のアートディレクションを勤めた深澤直人さんは、無印良品の家電や、auのINFOBARなどを生み出したプロダクトデザイナー。そして、日本民藝館の現館長。工業デザインで有名な方が、民藝館の館長…。すごく不思議な繋がりだなぁと思いました。

(家電や携帯電話は、いわば現代の日用品。民藝は、普段使いの品に美しさを見出したものだから、繋がっているのかもしれないですね。使いやすさの工夫や、質の高さに日本らしさがある、とか…)


さて、昔勤めていたこともあり、懐かしの六本木。カルチャークロッシング六本木。深く息を吸い込んで、心ときめき。東京ミッドタウンの裏にある、21_21 DESIGN SIGHTへ向かいました。

休館日でした。

美術館にもお休みの日があることをすっかり忘れていた、もじゃもじゃ頭は、ベンチでしばらくの間、茫然自失。1時間ほど時間が過ぎた頃、重い腰を上げて友人とランチ。物書きをして、茨城行きのバスに乗った時。

ふと思い出しました。

東京旅で、忘れ物が2つ。日本民藝館の「論考」、そして21_21 DESIGN SIGHTの民藝展。まさかの凡ミスにより東京再訪が決定しました。自分でも呆れてしまうくらい、情けなかった…春から始まる旅も、きっとこんな風にドタバタひいひいの旅なんだろうな…と気が遠のきます。


*  *  *


そして東京旅行の、一週間後、再び東京を訪れていました。工芸旅の先輩である、武田さんにテーブルウェアフェスティバルにお誘いいただいたのです。(ありがとうございました)

東京弾丸旅行編は、午後に投稿します。果たして、もじゃもじゃ頭は、今度こそAnother Kind of Art展を訪れることができたのでしょうか?論考の入手は?乞うご期待…!


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(番外)

(六本木の文喫で、先日ヨミヨミした「手仕事の日本」関連の本を入手。これ、とてもよかったです…手仕事の日本の資料集、参考書みたいで。「手仕事の日本」のイメージがよりふくよかになりました。)


\次回、はじめての漆器/


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東堂 優  ( Yu TODO )
サポートをしてもらったら、何をしよう。大好きなお米パンは260円。おおがま屋のたこ焼きは460円。ケンタッキーフライドチキンは210円。ゆめが広がります…