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自分キャッチコピー講座レポート【じっくり質問できるレア回でした】

質問です!5月24日(水)は何の日でしょう?

答えは、ザツダン初の「自分キャッチコピー講座」の日!
こんにちは、ザツダンのうのりなです。

前回、noteでも告知&募集をした「まず自分を知ることから!良い人間関係をつくる自分キャッチコピー講座」。2日前まで参加者ゼロで、もう自首しようかと(どこに)思っていましたが、なんとか届けたかった相手に届いたようで!晴れて開催の運びとなりました。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!!!

「自分キャッチコピーってどうやって作るんだろう?」と、気になったけど参加できなかったあなたに向けて、講座の様子をチラ見せしたいと思います。

とまることなく駆け抜けた2時間

ソワソワの会場準備

我々は、講座スタートの1時間前に会場イン。まずは机と椅子の配置を整え、プロジェクターを用意します。スクリーンに投影されたスライドの歪み調整が難しく、設営完了までに30分かかってしまいました。

スライドの見え方を確認する当社代表の背中


始まりは駆け足の自己紹介から

講座開始の18時半には全員そろい、いよいよスタートです。今回の講座、ワークの時間を十分に確保しようと思ったら講座時間に余白なし!「今日は駆け抜けます」という当社代表の宣言とともに、自己紹介から講座が始まりました。

息継ぎ少なめで自己紹介をする当社代表


ザツダンの事例紹介、参加者の皆さんの簡単な自己紹介が終わったら、早速本題へ。自分キャッチコピーを作ることの意義を改めて説明します。「なんのために、何をするのかが大事」って某パンのヒーローも主題歌で説いていますからね。

人間は、迷い、惑う生きものだから、
自分を見失わないための指針が必要。
自分キャッチコピーとは、
なりたい自分をイメージし、
ブレずに日々を重ねるための言葉。

講座資料より
うのりなもまいにち迷っています

仕事や家事や育児で忙しいまいにちの中、「なりたい自分」を考える時間なんて取れないですよね。ライティングの技術やコンセプトワークの手法を学ぶ講座ではあるんだけど、「自分キャッチコピー」というテーマにすることで、立ち止まって内省する機会になる。

改めて、いい切り口だな〜なんて考えていたら、あれよあれよと説明が進んでいました。講座中に写真を撮れなかったので、特別に講座資料を一部公開して「自分キャッチコピー」の作り方をご紹介します。


自分キャッチコピーの作り方

今回は、当社代表が編み出した「コンセプトワーク」という手法を用いて、自分キャッチコピーを作るための素材を集めます。

キャッチコピーをつくるまでの手順を示した図

【コンセプトワークとは】
①ゴール地点(最終的に達成したい目標)
②スタート地点(自分の現状)
③道のりの把握(ターゲットや競合のリサーチ)
④課題発見(現在の課題、今後起こりうる課題)
⑤解決策

①〜⑤の情報を順番に洗い出すことで、目指す未来に辿り着くために必要なコンパス=コンセプトを言語化していきます。①②はとことんヒアリング、③は情報収集を丁寧に。④⑤は、①②③がしっかり埋まっていれば自然と見えてきます。

講座資料より

ザツダンではネーミングやビジョン制作の下準備で、コンセプトワークを活用。会社や事業、商品から出た言葉が導いてくれるコンセプトをもとにワンフレーズを提案しています。

書いて、書いて、書いて、書く

「仕事」をテーマに自分と向き合う参加者の皆さん


今回は特別に机を広く使える!ということで、画用紙と付箋を使ってコンセプトワークを進めました。自分キャッチコピーの素材を集めるため、6つの質問に対して、思いつくだけ答えを出してもらいます。

付箋たくさん書き出せたオブザイヤー受賞。素晴らしいです!

もう出てこないとなったら、書き出した言葉を俯瞰してさらに深掘りできないか考えていきます。より具体的で本質的な表現へと高めていく作業は一人だと難しいのですが、当社代表の的確な追加質問でどんどんと内省を深めていきます。

誰に対して?どうしてこうなりたい?こんな言い方もできる?

1時間のワークの末、自分で集めた素材を組み合わせた「自分キャッチコピー」ができました。本来は自分のための言葉ですが、せっかく作ったので参加者同士で発表。

今回は表現の部分まで詰めることは難しかったですが、これからの自分にとって指針となる言葉を作ることはできたのではないでしょうか。(私もしれっとワークに参加。作った自分キャッチコピーは「オモシロイに会いに行くコピーライター」でした)

4者4様、自分のためのキャッチコピーが完成しました

コピーワーク全般の疑問にプロがお答え

講座の最後は質疑応答の時間。ワークに関する質問はワーク中に随時受けていたので、最後の時間はコピーワーク全般に関する質問が飛び交いました。

新潟はコピーライターと名乗る人が少ないし、学べる場所もほとんどありません。第一線で活躍しているコピーライターに直接質問できる機会は貴重ですよね。

「キャッチコピーをうまく書くコツは?」
「長文コラムを早く書き上げるにはどうすればいい?」
「作ったキャッチコピーをさらに深掘りしていくために必要なことは?」
「コンセプトやキャッチコピーの作成にどのくらいの時間をかけている?」

ちなみに、終了後に片付けをしながら私が質問したのは「どうすれば印象に残る言葉を生み出せるのか?」。

誰もが気になる(できるようになりたいと思っている)ことだと思うんですよね!単純に、惚れ惚れするようなピッタリな言葉や表現がどういう思考プロセスで生まれてくるのか気になるし…。私が、私なりにできるようになった暁には、講座を開こうと思います。いつになることやら。

感想を聞いて、もっと届けたくなった

満足度は上々、講座時間が足りなかったとの回答多数

参加者アンケートの結果を見ると、皆さん講座内容に満足してくださったよようで一安心。講座時間に関する質問では、4人中3人から「短かった」と回答をいただき、有意義な時間になったのかなとうれしくなりました。「自分に向き合う時間が持てた」「プロのコピーの作り方に触れられてよかった」「言葉は難しいと思い知らされた」「また参加したい」などの感想をいただきました。

今回は結果的に少人数開催となり、講師と言葉のキャッチボールをする頻度が高かったのも満足度につながったように思います。

不安をなくすために、みんなに知ってほしい

講座を通して、コピーライティングの手法を使って自分や自分の人生を振り返るのはすごく有益だな〜と改めて感じました。「どうにかしたいけど、どうすればいいか分からない」とぐるぐる考えてしまうことって誰にでもあると思います。そんな時に頭の中と現状を整理する方法を知っているだけで、必要以上に落ち込まなくて済むんですよね。

分からないものって反射的に怖く感じたりしますが、未来への不安も似た様なものなのかも。コミュニケーションツールの一つである言葉を使って、未来の自分(なりたい自分)とコミュニケーションを取ると、将来への不安が少し減る、ような気がしました。

次回の講座も乞うご期待

ザツダンが今年から掲げている「みんなの言葉を進化させる」というビジョンの実現に向けて、ビジネスマンもそうでない人も、大人も子どもも、いろんな人が言語化の技術と考え方を高められる場をどんどん作っていきたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました。

講座企画の裏側はこちらから。講座内容の決め方や募集・告知で使用したツールについての学びや気づきをまとめました。


ザツダン
うのりな


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