小池アミイゴ
「食べる」ということを考えると、まずばーちゃんがこさえてくれた食べ物を思い出します。 ボクは群馬県の赤城山の麓、関東平野が始まるあたりの養蚕地帯で生まれました。 親が共働きだったので、小さい時は家から1キロ離れた母方のばーちゃんの家に預けられていて、幼稚園や小学校に通うようになっても、帰りはばあちゃんの家で親の帰りを待つ毎日で、昼ごはんやおやつはばーちゃんが手作りしてくれたものを食べていました。 明治生まれのばーちゃんはともかくよく働く人で、 養蚕業を兼ねたお百姓仕事の合