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NHKスペシャル「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」を観て

みなさん、こんにちは!

統合失調症持ち39歳、なっちゃんです。

今日は掲題の件で記事を書いてみようと思う。

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家庭は社会の縮図だと思う。


家庭の中で、


「お前はだめだ!」とか

「そんなので生きて行けるか!」

とか言われ過ぎると子供達、いや、大人達でも

自分に自信を持つことが出来なくなり、

「自分はダメな存在なんだ」

と刷り込まれてしまう。


否定はもうされ尽くしたよ。
もう沢山だよ。


本来、居場所であるはずの家庭が機能不全だと、

私のように自殺を考えたり、世捨て人のように山の中で仕事はしていたもののある意味、引きこもり状態になってしまったり。


今までの自分を振り返ってみると、自分にもひきこもりの要素があったのかもと思う。


ただ、引きこもれる家が無かっただけで。

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番組の中では、あるひきこもりの方を支援員が訪問した時の様子が映されていた。


「もう、そんなんじゃ生活を立て直すこともできないよ。」


その方は、栄養失調でガリガリに痩せてしまった状態で、支援員に最後の最後でまた否定されていた。


「なんとか自分の力でやってみますから・・・」


力なく言われていた一言が最後の言葉だった。


その数日後にその方は自宅で遺体で発見されたのだった。

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どうして助けられなかったのか。

どうして、

「あなたはあなたのままで十分大切な存在ですよ。」

と一言そう言ってあげられなかったのか。


そう思うと涙が止まらなかった。

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私はひきこもりの方の支援はしたことはない。

ただ、現在ひきこもっている友達がいる。

だから、その友達のために自分なりに出来ることを模索している。

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日本に推計61万人とされる中高年の引きこもりの現実は、今5080問題として厳しい局面を迎えているという。


ひきこもっている方は、


自身が仕事をしていないことを負い目に感じていたり、

家族が世間体を気にして、その存在を隠されていたりしていて、

自分から外部の人にSOSが出せないことが多いとのことだった。


でも、思うことがある。


どんな人にも自分の存在を認めてくれる人や場所が、きっとあるのではないかと。

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「お前は弱いからダメだ!」

「お姉ちゃんを見習え!強くなれ!」

そんな言葉を浴びせられて生きてきた泣き虫な私にも、

今は自分の家庭を築くことが出来たのだから。


心地よい介入、

自分を認めてくれる同じ境遇の仲間・友達、

温かい居場所に繋がれる支援の大事さを今改めて感じている。

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それでは、また☆












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