![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40214378/rectangle_large_type_2_d13dca65507973b9351f48f62c4d924e.jpeg?width=1200)
NHKスペシャル「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」を観て
みなさん、こんにちは!
統合失調症持ち39歳、なっちゃんです。
今日は掲題の件で記事を書いてみようと思う。
**********************************
家庭は社会の縮図だと思う。
家庭の中で、
「お前はだめだ!」とか
「そんなので生きて行けるか!」
とか言われ過ぎると子供達、いや、大人達でも
自分に自信を持つことが出来なくなり、
「自分はダメな存在なんだ」
と刷り込まれてしまう。
否定はもうされ尽くしたよ。
もう沢山だよ。
本来、居場所であるはずの家庭が機能不全だと、
私のように自殺を考えたり、世捨て人のように山の中で仕事はしていたもののある意味、引きこもり状態になってしまったり。
今までの自分を振り返ってみると、自分にもひきこもりの要素があったのかもと思う。
ただ、引きこもれる家が無かっただけで。
**********************************
番組の中では、あるひきこもりの方を支援員が訪問した時の様子が映されていた。
「もう、そんなんじゃ生活を立て直すこともできないよ。」
その方は、栄養失調でガリガリに痩せてしまった状態で、支援員に最後の最後でまた否定されていた。
「なんとか自分の力でやってみますから・・・」
力なく言われていた一言が最後の言葉だった。
その数日後にその方は自宅で遺体で発見されたのだった。
**********************************
どうして助けられなかったのか。
どうして、
「あなたはあなたのままで十分大切な存在ですよ。」
と一言そう言ってあげられなかったのか。
そう思うと涙が止まらなかった。
**********************************
私はひきこもりの方の支援はしたことはない。
ただ、現在ひきこもっている友達がいる。
だから、その友達のために自分なりに出来ることを模索している。
**********************************
日本に推計61万人とされる中高年の引きこもりの現実は、今5080問題として厳しい局面を迎えているという。
ひきこもっている方は、
自身が仕事をしていないことを負い目に感じていたり、
家族が世間体を気にして、その存在を隠されていたりしていて、
自分から外部の人にSOSが出せないことが多いとのことだった。
でも、思うことがある。
どんな人にも自分の存在を認めてくれる人や場所が、きっとあるのではないかと。
**********************************
「お前は弱いからダメだ!」
「お姉ちゃんを見習え!強くなれ!」
そんな言葉を浴びせられて生きてきた泣き虫な私にも、
今は自分の家庭を築くことが出来たのだから。
心地よい介入、
自分を認めてくれる同じ境遇の仲間・友達、
温かい居場所に繋がれる支援の大事さを今改めて感じている。
**********************************
それでは、また☆