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こんな図書館があったらいいな

おはようございます。


小学生の頃、「廊下は走らない」とのルールの元、ギリギリ走ってないくらいの競歩をしては、「走ってないからセーフゥー」とよく言っていたことを思い出した建築オタクのうねです。



ということで、今日のテーマは「図書館を設計する」です。


図書館のステレオタイプ


僕は、よく本を読むので、無料で借りることのできる図書館によく行きます。

図書館は家の近くにもあるし、大学にもあるし、結構いろんなところにあって、いろんなところに行ってるんだけど、大学の図書館に行くことが1番多い。


大学の図書館は、基本的に、そこの学生さんしか入れないようになってることがほとんどで、他の大学の学生や一般の方は特別な許可が必要になってくる。

なんで他大生は入れないんだろ?色んな図書館行ってみたいのに。ってよく思う。


大学の図書館を設計するときは、「在学生が主に使う図書館」とターゲットを絞って設計することができる。

だから、その学生さん達向けに設計されていて、結構使いやすいんだ。

集められている本は専門性の高いものが多くて、勉強の参考になることが多いし、机高さや椅子の高さも大学生向き。

そして、貸し出しサービスや、個室レンタル、会議室レンタルとかの設備も大学生向きに完備されていて、公共の図書館に比べると、ずっと使いやすい。


それに比べて公共の図書館はというと「万人」を対象に設計されてるから、使いやすさは、大学の図書館には劣る。
劣るが、それでもまあまあ、いい。

今の時代、建築の環境設備が整っている建物が多いから、そもそもそんなに良くないというか、居心地の悪い図書館はない。


これからの図書館

これからの時代、図書館の需要は確実に下がってくると思います。

そして、図書館は何か新しいものに生まれ変わるときがもうそこまできていると思います。


というのも、電子書籍というものが発明されてガラッと変わった。

電子書籍は、忙しくても書店に行かず自分の家で読むことができるから、移動時間と本屋さんの膨大なストックの中から本を探す作業がなくなるので、情報収集の効率が上がる。

そして、紙の本は、いっぱい持てば持つほど重くなっちゃうけど、電子書籍はいくら本を持ち歩こうとしても重さは変わらない。

おまけに、紙代やインク代、人件費が削減されるから安い。


本屋さんの中から本を探しだすのに魅力を感じてる人もいるかもしれないけど、だったら、そんな感じの体験のできる施設を作った方が、お店側としては、コストパフォーマンスがよくなる。


そんなこんなで、実際、書店はどんどん潰れていってる。

かわいそうだし、寂しいけど仕方ない。


そんで、図書館がいま電子書籍に優っている部分は無料というところなんだけど、これもそろそろオワコンだと思ってる。

そもそも図書館で無料で本が借りられる理由は、僕たちの税金があるからであって、
税金というお金を払って本をレンタルしてる。

これで、図書館は成り立ってるんだけど。

だったら、その税金を図書館に回すんじゃなくて、電子書籍そのものに回して、新しい命が生まれたらその子に電子書籍をプレゼントするって形にすれば、図書館はいらなくなるよね。


じゃあ、これからの時代の図書館や図書館に代わるものって一体どんなものなんだってことなんだけど、

本はなるなるけど本を読む場所だったり、勉強する場所だったりの需要は落ちないと思う。

だから、本を読んだり、勉強したりとか静かに作業できる場所に特化すればいんじゃないかな。

そこに特化して設計できるってことは、さらに作業に集中できる空間が生まれると思う。


あと、図書館は大体、1人で過ごすところだと思うから、「一蘭」のような個室風の場所が必要だと思う。

今は、全面ガラス張りとか開放的な建物が人気な気がするけど、そーゆー場所って開放的がゆえに色々なものに目が付いて全然集中できなかったりするんだ。

だから、秘密基地みたいなプライバシーがバリバリ守られてるような、現実世界から隔離されてしまっている場所の方が集中しやすいってゆう自論がある。



こっから、ちょっと変わった視点になります。

今の日本は、幸福度がとても低いです。

その理由は、いくつかあんるですが、「結果を出しづらい」環境であることが1つの要因であると思います。

日本は、かしこまった頭がカッチカッチな国なので、挑戦しようとしてもいろいろなところで歯止めがかけられます。

批判だけされて改善案を一緒に考えてあげる姿勢が少ない。

だから、何かに挑戦しても、結果を出す前に、途中で折れてしまって、自信をなくしてしまう。という、非常に残念な国なのであります。


挑戦しやすい環境をつくることはとても重要だと思ってて、これからできる図書館に、挑戦しやすい環境を整えておくことは、これからの日本に活気を与えることにも繋がると思う。

具体的にいうと、Wi-Fiの設置だとか、ビデオ通話しても音が漏れない防音性、あとは、簡単な休憩施設とか宿泊施設もあるといいと思う。


そして、館内の雰囲気は、まあ、独特の世界観が欲しいね。
これは個人的にデザインが好きだから。



これからも時間あれば図書館について考えて行きたいと思います。


現場からは、以上でーす。


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