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御侍史と御机下
ほんの少しですが我が家の紫陽花も咲いて嬉しいきこぺんアロハです。
今日は、父の主治医の先生(上腕筋の美しい整形外科医)とリハビリの先生(めちゃくちゃ優しくて丁寧)との予約で病院に行った。まだまだサポートが必要な父が無理せずにリハビリを受けやすいようご紹介頂いた施設に週2回通所する事になった。その施設宛に提出する書類を今日、病院で受け取った。
きちんと封筒に入っていて宛名を見て「おおお。」となった。
主治医からの封筒には
担当医 先生御侍史
リハビリの先生からは
なんとかかんとか御机下(封筒がもう手元にないので覚えていない)
アメリカでのパートの仕事場が大学院なので周りは、博士号をもっておられる方だらけなんだがアメリカではこういう言葉がない。Dear Dr. 〇〇でメールも出すし、ちょっと最後にSincerely を入れるくらいだ。会話の時は、普通にボブとかサンドラとか名前で呼び合っている。
御侍史 おんじし
御机下 ごきか
こういう言葉を使う話は、以前に日本の病院で働く友人から聞いた事があったが実際に封筒を頂いて繁々と見ながら私の微かに残るアメリカ脳が「サムライ? アンダー ザ デスク?ホワッツ?」などと反応する。
意味を調べてなるほどと思いながらこういう習慣は、時代がどんなに変わってもきっと残って行くんだろうなあと思った。使わないのはきっとドクターXくらいだろう。スマホが無ければ読み方も意味もわからず恥をかいていたかもしれない。頂いた大事な封筒は、帰宅後早速リハビリの施設へ担当者に連絡してお渡しした。
今日は病院の予約がお昼だったのでものすごい空腹で3時に帰宅。帰りに大量のパンと駅弁を買った。
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毎日、野菜多めの晩ごはんを頑張って作っていたが今日は駅弁のお寿司とご近所さんがわざわざ買いに行ってくれた大きな揚げをオーブントースターで焼いて父の好きな永谷園のお吸い物だけ出して済ませた。
父のリハビリを中心に今週もどんどんスケジュールが埋まって行く。そんな中、娘に先週送った小包がもう届いてびっくり。日本の郵便サービスはもちろん早くて素晴らしいがニューヨークの郵便局っていつも仕事が早くて驚く。
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娘から「これってニンゲンのそれともネコの?」娘のところの猫ちゃんにも少しおやつを送ったので娘から確認が入って笑う。日本のキャットフードのパッケージも美味しそうでニンゲンが食べちゃいそう。
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父のリハビリ通所の準備をしなくては。例えがふさわしくないかもだがなんだか保育園に子供を送るお母さんの気分に近いものがある。さてどうなるか?