縮んだメーテルと蓋をしない父
初めて立派なキジ(鳥)と至近距離で遭遇して鬼退治に誘われたらどうしようかと思ったきこぺんアロハです。
日本へ行く前々日、義母メーテルが「日曜日にディナーに行くわよ。場所はあなた達が決めて。」と突然言った。
行きませんか?行けますか?ではなく行くんだよと言ういつものスタイル。月曜日に日本へ行く私は「えええーなんでやねん。」と思ったが夫が潰してくれるかもと夫に伝える。こういう時に限って夫は、忙しくしていたので結局私から義母に「遅めのランチにしませんか?」と伝えた。行き先も良く利用するカジュアルなメキシカンレストランでとお願いしておく。
午後2時に家族4人で出かけた。ちょうどフットボール中継があってテレビの見えるテーブルにした。夫も義姉もフットボールに夢中。普段、この家族で外食しても義母が喋っているくらいでつまらないのだが今日はみんなでテレビを観ている。別に外食しなくても良かったんじゃと思うが義母も出かけたかったのだろう。同居していない義姉や義兄が月に一回くらいどこかに連れて行けばと思うがこのところどちらもさっぱり現れない。私の方が日本の父に頻繁に会いに行ってるかもだ。
前に家族でこのレストランに来たのは、叔母も一緒だったからもう1年以上前だ。同じ椅子に座っている義母がひとまわり小さくなった気がした。決して弱々しくなった訳ではないが小さくなった。
結局、会話することもなくフットボールを観ながらメキシカン料理を食べて1時間ほどで帰宅。
日本の実家では、2ヶ月ぶりに会う父。前回はまだ猛暑だったが今回気候も変わったせいかとても元気そう。家の中は、いつものように整頓されていた。冷蔵庫も詰め込むのが嫌いな父。綺麗になってると思ったがあれ?なんかにおうと見るとお漬物の入ったタッパーに蓋をしていない。我が家では、タッパー容器と蓋を分けて収納しているが面倒だったのか。お漬物に蓋をしながらさらにらっきょを発見。これも蓋なし。脱臭剤も置いていたがにおいがしばらく消えなかった。
これを機に古いタッパーは処分して蓋とセットにして置いておこう。滞在中に必要なものもいろいろと買い足しておく。
電話で会話しているだけでは、気づけないことも短期間でも実際に一緒に過ごすと発見できる。
私も冬の美味しいものを頂いて充電しよう。