夏が来きた
美しく穏やかな春が過ぎて彼と出会った初夏が来た
未だに彼のことが忘れられない
コロナの影響で仕事も練習もすべてストップした
私なりに1人で考えてだんだんと元気になってきたつもりだったけど
彼の写真を消そうとする度に涙が止まらない
彼を見つけて写真を消す指が動かない
忘れたくて忘れたくなくて消したくて消したくなくてどうしたらいいんだろうか
この地獄のような苦しみが一体いつまで続くんだろうか
真っ直ぐな目が、笑った横顔が、たくましい背中が好きだったって思い出させられる
起きた出来事に全て意味があるならこの地獄のような苦しみには一体どんな意味があるんでしょうか
もう一度笑ってほしい。もう一度話しかけてほしい。もう一度名前を呼んでほしい。叶わない願いばかりが浮かんでしまう
早く忘れろなんてみんな言うけれど、そんな簡単に忘れれるほど軽い気持ちじゃなかったから、ちゃんと真剣に好きだったからそんなの無理だよ
彼の最後の恋人になりたかったし、私の最後の恋人であってほしかったから
穏やかでささやかな幸せが続いていけばいいなって思ってたから
この涙がいつか枯れ果てるんだろうか、この気持ちがいつか削れてなくなるんだろうか
あわよくば全部ぶっ壊して初めからやり直したいと願う私を赦してください