700円のジレンマ:カフェで迷子になった退勤後[2024/12/12]
アラサー社会人の私にとって、定時退勤後のカフェタイムは至福の時間。
仕事の準備をしながら、ぼーっと考え事をしたり、
本を読んだりするのが日課だ。
先日、妻から700円分の食事券をゲット!
何にしようか、いつものように悩む。
事前にメニューを調べて、今日はコーヒーにしようかなと決めていたが、
いざお店に着くと、ついつい心が揺れ動きそうになる。
いつものカフェは、様々な人で賑わっていた。
一生懸命勉強している学生さん、楽しそうに話している友人同士、
仕事の話で盛り上がっているサラリーマン…
まるで小さな社会の縮図のよう。
今日は、2階の角っこの席が空いていたので、そこへ。
でも、この席、背もたれがないんです。
ちょっとゆっくりしたいな、と思いつつも、
ソファー席は埋まっていて、背もたれのある席は両隣が集中モードなので、遠慮しておこう。
さて、問題は席をどう確保するか。
カバンの中を探すと、出てきたのはマスクと折り畳み傘のケース。
どちらも置いていくのは気が引けるけど、何も置かないのも不安。
優柔不断な私は、しばらく考え…
結局両方とも置いておくことに。
注文カウンターへ。
前に並んでいた人がラテを注文していたので、
つられて私もティーラテをオーダー。
金額は500円。700円分使えるのに、500円しか使わないなんて、
ちょっともったいないような気もするけれど、ま、いっか。
こうして、ようやく自分だけの時間が始まった。
次は何に迷うのか。