哀しみを知らない

いつかの
いつもの海岸線。
いつでも佇み打ち寄せて消える。
星屑になった砂の底。

逃げる為に手を離して
独よがり夜の海の前で迷う。

誰かが
本当は誰もが覚悟がある
いつでも準備してその日を待つ。

私は誰より先に砂を掘ろう。
埋もれた明日を見つけるから
素通りして本当の海を見つめて欲しい。

私は誰より先に立ち上がっている。
手を離して両手を突いたから
私はこうして生きている。

私が誰もの罪を背負うから
知らないふりして急いで欲しい。

明日は晴れるから。
きっとお腹が空いているから。

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