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⑨4月に引き続き5月も通院祭り・その1
5月13日、乳腺外科の診察日。
ずっと自宅にいてピアスもつけないし化粧もしない。
こんなんじゃダメだー、とこの日はただの診察日でオシャレする必要なんて一つもないのだけど、久しぶりにヒールを履いてみた。
テンション上がるぅ!
デニムとヒールを合わせるのが好き。
さあ、いざ行かん!!
たくさんの検査結果とプレパラートを見ての診断結果。
がんは3つ。
1つは小さくがんと診断も出来ないくらいだが、念のためこれも取ろうということで範囲は広がった。前の病院では2つと聞いていたから、やっぱりこっちで診てもらって良かったと心から思った。
そういえば、エコーを撮った時、技師さんが小さく「ん?」みたいな声を発したんだよね。
なんかあったのかとずっと不安になってたんだけど。
これだったのかな。
2つだと思ったらもう一個見つけちゃいましたぜ、みたいな。
ていうか、患者が不安になるからお願いそういうの、やめて(笑)
がんは3つ近くにあるのでギリギリではあるが部分切除も可能とのこと。
部分切除か全摘か。
私は生きたい。
当たり前だがそれが最前提だ。
どうします?と先生に聞かれ、それを伝えようとしたら、「そんなん当たり前だしそういうことじゃないんで」みたいな態度。
先生にしてみたら、生かせるために手術するんじゃボケ、みたいなかんじなのかしらね?
いやでも素人にはいっぱいいっぱいっすよ。
私は自分の考えを真っ白な頭でまとめつつ、先生に伝えた。
「年齢から言っても、全摘して問題あるとは思えないですが、今こうして話しながら涙が出てくるということは、やっぱり残したいんだと思います」
ゆっくり、ゆっくり、涙があふれないようにしながら、伝えた。
先生は、そうよね、と頷きながら私の言葉を聞いてくれた。
「部分切除と全摘と、今後のがんについて違いはありますか?」
乳腺が残っていれば今後がんが出来る可能性は、ある。
取ってしまえばがんが出来るものがないのだから可能性はゼロ。
私たちには再発という考えはない、手術で全て取り去るし全力を尽くす、みたいなことを言っていたような気がする。
「ここで答えを出せそうにないです、いつまでにお答えするべきですか?」
「手術当日でも大丈夫なくらいよ。まあでも、今月末にもう一度手術前の受診してほしいから、あと二週間考えましょうか」
二週間。
私はどんな答えを出すのだろうか。
何を考えればいいのだろうか。
毎回病院に来て思うのだけど、一人で受診って本当に心細い。
コロナの関係で付き添いは1人までとなっているので、他もワイワイガヤガヤしているわけではないが、待ち時間が長いほど不安が増幅してしまう。
さすがに若い息子を乳腺外科に付き添わせるのは気がひけるし。
両親は高齢でこの時期リスクありすぎるからお願い出来ないし。
この日、廊下の隅で泣いている人を見かけた。
そのそばで旦那さんらしき人が背中を撫でている。
辛い現実を受け止めてきたんだな。
私も離婚しなければ、夫が付き添ってくれたんだろうか。
元夫は仕事が忙しかったから、やっぱり一人で受診したかもな。
そして手術をするために循環器内科を受けてほしいとのこと。
心臓に気になる部分があるという。
不安だったので良かった!前の病院では一蹴されたが、やっぱりとことん調べてくれるのはありがたい。これで安心して手術を受けられる。
15日、循環器内科にて心臓のエコー。
19日、採血、エコーの診断を聞きに行く。
採血は手術前にもう一度必要とのことで受ける。
痛みには強いし血は毎月見慣れてるので、血を取ったくらいで倒れたりしない、楽勝(笑)
しかし血圧が高すぎる!
病院へ行くとガツンと上がってしまう「白衣」何ちゃらも手伝って180とかやばすぎるから!!!
どうりでフラフラすると思った。。。。。。
結果、もっと細部まで調べるため専門の他病院を受診することに。(がん専門の病院のため機器がないとのこと)
今まで自分の体を後回しにしてきたツケがここにきて一気にきたって感じかしらね。
まさに通院祭り(笑)
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