【緊急提言】福井球団を消滅させるな

2019年10月11日、衝撃のニュースが球界に飛び込んできた。

2020年シーズンルートインBCリーグへの加盟更新について

 日頃は福井ミラクルエレファンツを応援いただき誠にありがとうございます。
プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグ(Baseball Challenge League)の福井ミラクルエレファンツを運営する株式会社福井県民球団は、本日2019年10月11日13時より福井県庁の教育記者クラブで記者会見を行い、諸般の事情により2020年シーズンに向けたルートインBCリーグへの加盟更新を行わないことを発表致しました。

 スポンサー各位、ファンの皆様、関係者の皆様には突然の発表でご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。また、永きにわたり福井ミラクルエレファンツ並びに株式会社福井県民球団にご支援、ご声援、ご厚情いただきましたことを心から感謝申し上げます。

尚、既に「2020年度エレファンクラブ」年会費をご入金いただいているお客様につきましては、10月15日(火)より現金書留にて順次ご返金させていただきますので、予めご理解の程宜しくお願い致します。

発行元:株式会社福井県民球団

残念ながらこの話は本当のようだ。ついでに言うとサウルコス福井も危ない。このままだと球界のみならず福井のスポーツ界、ひいては地域社会も破滅へと向かっていくであろう。資本力もないただのファンではあるがこの球団消滅を阻止するために何が出来るのかを考えたが、ただひたすら声を挙げることしか出来ないだろう。その声を有力者に届けてなんとかしたい。

そこで、大学で学んだ「スポーツ基本法」を元にして、問題を深刻さを訴えかけていく。

以下の文はスポーツ基本法の前文である


スポーツは、世界共通の人類の文化である。
スポーツは、心身の健全な発達、健康及び体力の保持増進、精神的な充足感の獲得、自律心その他の精神の涵(かん)養等のために個人又は集団で行われる運動競技その他の身体活動であり、今日、国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む上で不可欠のものとなっている。スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利であり、全ての国民がその自発性の下に、各々の関心、適性等に応じて、安全かつ公正な環境の下で日常的にスポーツに親しみ、スポーツを楽しみ、又はスポーツを支える活動に参画することのできる機会が確保されなければならない。
 スポーツは、次代を担う青少年の体力を向上させるとともに、他者を尊重しこれと協同する精神、公正さと規律を尊ぶ態度や克己心を培い、実践的な思考力や判断力を育む等人格の形成に大きな影響を及ぼすものである。
 また、スポーツは、人と人との交流及び地域と地域との交流を促進し、地域の一体感や活力を醸成するものであり、人間関係の希薄化等の問題を抱える地域社会の再生に寄与するものである。さらに、スポーツは、心身の健康の保持増進にも重要な役割を果たすものであり、健康で活力に満ちた長寿社会の実現に不可欠である。
 スポーツ選手の不断の努力は、人間の可能性の極限を追求する有意義な営みであり、こうした努力に基づく国際競技大会における日本人選手の活躍は、国民に誇りと喜び、夢と感動を与え、国民のスポーツへの関心を高めるものである。これらを通じて、スポーツは、我が国社会に活力を生み出し、国民経済の発展に広く寄与するものである。また、スポーツの国際的な交流や貢献が、国際相互理解を促進し、国際平和に大きく貢献するなど、スポーツは、我が国の国際的地位の向上にも極めて重要な役割を果たすものである。
 そして、地域におけるスポーツを推進する中から優れたスポーツ選手が育まれ、そのスポーツ選手が地域におけるスポーツの推進に寄与することは、スポーツに係る多様な主体の連携と協働による我が国のスポーツの発展を支える好循環をもたらすものである。
  このような国民生活における多面にわたるスポーツの果たす役割の重要性に鑑み、スポーツ立国を実現することは、二十一世紀の我が国の発展のために不可欠な重要課題である。
 ここに、スポーツ立国の実現を目指し、国家戦略として、スポーツに関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、この法律を制定する。

前文だけでもかなり読みごたえがあり、なおかつどれも独立リーグと関わる内容である。太文字にしたところは特に関係が深い。BCリーグを作った村山哲二氏の理想そのものでもあろう。
国の法律の前文だけでも、独立リーグの球団がかなり支持され必要とされているのが多いにわかる。

そして、関係者相互の連携及び協働やスポーツ産業の事業者との連携などについて書かれたのが以下の条文だ。

第七条 国、独立行政法人、地方公共団体、学校、スポーツ団体及び民間事業者その他の関係者は、基本理念の実現を図るため、相互に連携を図りながら協働するよう努めなければならない。
第十八条 国は、スポーツの普及又は競技水準の向上を図る上でスポーツ産業の事業者が果たす役割の重要性に鑑み、スポーツ団体とスポーツ産業の事業者との連携及び協力の促進その他の必要な施策を講ずるものとする。
第二十八条  国は、スポーツの普及又は競技水準の向上を図る上で企業のスポーツチーム等が果たす役割の重要性に鑑み、企業、大学等によるスポーツへの支援に必要な施策を講ずるものとする。

現状矛盾していませんか?と問いかけたくなる。連携を取らなければならないのに、民間事業者がどんどんスポンサーを離れていくのが遺憾である。確かにこの先が不安でスポーツにお金を掛けられないという経営者の気持ちもわかるが、内部留保ばかり貯めてたら経済は回らないし、悪循環に陥る。だったら企業の社会的責任(いわゆるCSR)に関する活動をするつもりでこの法律に則りスポンサーになって頂きたい。そして行政を始めそれぞれのスポーツ関係者と深く連絡を取って協力することを求める。

他にも独立リーグが関わる条文は沢山あり、これらは努力義務の部分もあるが全て守らなければならない。どうか資本家の皆様この法律の名の元に福井球団を助けては頂けないでしょうか?

引用元:福井ミラクルエレファンツ公式サイト
文部科学省公式サイト

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モトヒロ
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