作詞〜そんな言葉ない〜

ねぇ、気づいてるの？
周りを見てみてよ
知らない顔ぶれ、初めて見る顔
そんなのばっかりに囲まれてる日常を
右を見ても誰　左を見ても誰
前を見ても誰　後ろを見ても誰
振り向かれても知らない　誰なんだい

同じ行く先に向かっていても
待ち合わせさえしなければ
すれ違うことすらできないボクら
そんなことってあるの？
あっていいの？あるんだ、いいんだ
だってそれが縁と呼ばれるものなんだから

偶然がなきゃ出会うことはない
偶然がなきゃすれ違うこともない
偶然がなきゃ同じ行き先に
向かってたことだって知る由もない
偶然 × 偶然 × 偶然 ＝ 必然と呼び
運命と呼び、人は縁と呼ぶ

ねぇ、ボクは気づいたよ
しっかり見たよ
周りを見たらなんか知ってる懐かしいの
なぜだか重ね塗りしたみたく濃い景色を
右にアンテナ立てて　左にアンテナ立てて
前にアンテナ立てて　後ろにアンテナ立てた
キミにも立ってるよボクを受信するアンテナが

同じ鉄の箱に乗ってても
待ち合わせさえしなければ
同じ行き先に進んでることすら知らないボクら
そんなことってあるの？
あっていいの？あるんだ、だけど
それが縁という一言で済ませれていいものなのか
納得がいかないボクは聞き分けの悪いやつか？
でも、だって、ほら
こうしてボクら出会った意味があるから

偶然があるから目に入った
偶然があるから気になった
偶然があったから人生図鑑に
キミという生命体を記すことができた
偶然 × 偶然 × 偶然 ＝ 必然と呼び
運命と呼び、人は縁と呼ぶ

だけど、ボクはやっぱり
運命だとか縁だとか誰かが作った言葉で
この偶然を言い表したくないんだ
言葉にならないよキミとの出会い