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[急募]教えてください。子から大人へ

私も今日で30代にリーチだ。

10年前の今頃は大学1年生で、見るもの全てが新しく、眩しかった。
初めての一人暮らし、初めての一人での夜、初めての自炊、全てに胸をときめかせてたっけな。

あの頃の自炊に関しては、本当にひどかった。本気でやっていたわけではない。ただ、興味本意だったんだ。一人だし、どうせ食べるの自分だし…。

初めての晩ご飯は、今でも忘れない。米に、粗破砕したじゃがりこを混ぜ、ミートボールをおかずに食す。
ジャガイモをカリッとさせたスナック菓子を食べてほしい、そんなカルビーさんの気持ちを無下に扱い、米の水分を吸って、くたくたになったじゃがりこを口へ運んだ記憶も割と鮮明だ。

あれから10年、嫁さんももらい、子宝にも恵まれた今なら、カルビーさんがどういう思いでじゃがりこを開発されたのか、ちょっと分かる気がするよ。

5年前は何してたかな。まだ学生か。
歳の割になんも知らなかった。知ろうともしなかったな。人から聞いた情報を鵜呑みにしてばかりで、自分で調べたりする素振りすらなかった。本当に俗にいう、情弱だったね正しく。

今思うと本当にもったいなかったなって思う。1人でもいいからもっといろんなものに、飛び付くべきだった。

まだ子供だったのかな。世間的には、年齢的には立派な大人だ。
でもどうだろう、自身と世間一般とを照らし合わせたときに。

って言うか大人って、どこからが大人なんだろうか。逆に子供ってどこまでなんだろう。法的には20歳、令和4年には改訂され、18歳が境目である。でもそれって人間があらゆる根拠に基づいているとはいえ、勝手に決めたことだ。

これまでもそうであったように、5年ぐらい経つと過去を振り返り、大人になったなーとぼやく。ここでの「大人」は、あくまでも「比較的」ということだ。
恐らくその後も、ずっと続く。

じゃあいつまで大人になり続けるのだろうか。
5年後はたまた、10年後か。結局答えは出ないままだ。

小さい頃は、大人はみんな立派で正しい、と思っていた。しかし、自身の身体が大人になってみると、決してそんなことはなかった。
責を人に押し付けようとする人もいるし、何かと逃げようとする人もいるし、そう言った人たちを「大人」とは呼ばない。

自分に当てはめてみてもそうだ。自信を持って、私は大人です、と言えるだろうか。
決してそんなことはない。経験も絶対的に足りないし、物事も知らないし、立ち振る舞いもまだまだだし。じゃあそれらが出来ていれば、大人なのかって聞かれるとなんとも言えない。

大人って、なんでだろう?
皆様も一緒に考えていただけないだろうか。