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30DaySongChallenge #13

2020.5.26 DAY13
A song you like from the 70s

しんしんしん / はっぴいえんど

あまり年代を気にして曲を聴いたことはない。

が、70年代と言われてまず思い浮かぶのは、はっぴいえんどだ。

大学生の頃、ポピュラー音楽についての講義があり、そこで"日本語ロックの誕生"としてはっぴいえんどが取り上げられていた。

「はっぴいえんど=風街ろまん(1971)」がパッと思い浮かぶのは、その講義の試験勉強の賜物である。

ありがとう、小川先生。

*

詳細は(覚えていないため)割愛するが、「メロディが言葉本来のアクセントと添うこと」「一音符に一音節を当てはめること」が、元来の日本の音楽の特性とされている。

そのため、日本語は四分の四拍子を元にした強弱のある西洋のロックのリズムに乗せることは難しいとされてきた。

日本語でロックを歌うことを成立させるため、試行錯誤して(「日本語の歌詞に添ったメロディ」から歌詞とメロディを分立させた、とかだった気がする)"日本語ロック"を完成させたと言われているのがはっぴいえんどだ。

*

……という授業で聴いたうろ覚えの知識とは関係なく、国語の教科書に詩として載っていても違和感のないような歌詞が気に入ってよく聴いていた。

都市に積もる雪なんか 汚れて当り前
という そんな馬鹿な 誰が汚した

良い。
中原中也を感じる。

ちなみに、松本隆は詩が好きだけど詩人じゃ食えないからはっぴいえんどの詞を書いたらしい。

V6の岡田准一の毎週日曜0時〜のラジオ番組「GROWING REED」に松本隆がゲスト出演した回は、彼の詞や言葉に関する話が聞けておもしろい。

いまは音源は見当たらないが、文字起こししたブログがいくつかあるので読んでみてほしい。




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