今思うこと
私は今障がいをもった児童の療育施設で働いています。
そこには、児童ごとにいろんな障がいを抱えた児童が来ています。児童自身にも思いがあるし、当然保護者にもそれぞれ思いがあります。それぞれの思いを聞くと、これまでいろんな苦労をされてきたことに気づかされます。その児童や保護者に寄り添いたいという重いと同時に、責任の重さを感じてしまいます。そんな私が今療育現場にいて思うことを書きたいと思います。
一つ目は、制度の充実を図ってほしいことです。療育施設のほとんどは民間の会社が運営しています。よって、職員の研修について充実している事業所はあまりそう多くはないような気がしています。例えば、研修内容についても、どのような研修内容を研修とすればよいのか、費用、講師、など課題がたくさんあります。今は研修制度が不十分なために、事業所ごとの療育のレベルの底上げを図ることが非常に難しいように感じます。(当然今勤務している事業所も例外ではありません。)本当に療育のレベルを上げて、最終的に児童に還元することができるためには行政が主導する必要があると思います。この部分に関しては、民間の力では限りがあるように感じます。
そもそも、教育が公的に行われていることから考えると、療育も公的に行われる必要があると私は感じています。今現実起きている一番の問題としては、民間で行っているがゆえに「売上至上主義」がはびこっているように感じます。民間で行っている以上、売り上げを切り離して考えることはできません。子どものためにこの仕事に従事している人たちにとって、このことは大きな悩みであると思います。そうであるならいっそ公的な機関が担うことが大事であると思います。そうするとより保護者は安心して児童を通わせることができると思います。
なかなか現実に難しい問題がたくさんありますが、一人が一歩を踏みださなければ問題の解決にはつながりません。今自分にできることは何なのか常に考え続けたいと思います。