父親との関係
私は現在32歳である。
初めて父親との飲みに行ったのは30歳である。
14.5歳から30歳までは父親の事をあまり良いように思っていなかった。
どちらかと言うと嫌いだった。
何をするにも「あかん!」の1点張りだ。
その理由を教えてくれと言っても全く教えてくれない。
いつも返ってくる答えた「あかん!」だ。
ただ私もあかんと言われるとそれをそのまま受け入れてチャレンジするのをやめていた。
今思えば1回否定されて辞めるぐらいなら初めからやめとけと言うメッセージなのかもしれない。
ただその当時は中学生か高校生ぐらいだったのでそんな事まで考えておらず、何でやねん!とイライラするだけだった。
そのような関係が15年以上続いていた。
私が20歳になった時に母親が乳がんになった。そこから手術を繰り返して10年間を生き抜いた。
そして母が亡くなった時にこれからの事を父親と2人で話し合った。
その時に初めて父親と2人で飲みに行った。
初めて自分が思ってる事など話した。
その時に初めて父親の話も聞けた。
どういう想いだったのか。
一言で言えば私が30歳になってもガキンチョのまんまだったという事だ。
人が見えない所で父親はずっと私や母親を支えていた。
そういう事を一切言わない父親だったので全然理解できてなかったが、心の底から父親を尊敬した。
ここからは私が父親を支えていくぞと決めた瞬間だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?