見出し画像

34日目 黒烏龍茶はなにが黒いのか

友人と焼き肉屋で食事をしているときの話だ。
知人が一口ウーロン茶を飲み怒り出した。
「これは黒烏龍茶じゃない。」
たしかに友人は黒烏龍茶を注文していた。

だが、ウーロン茶と黒烏龍茶の何が違うのかが僕にはわからない。
たしかに味が違う気がするが怒るほどのことなのかすらわからない。

なので、違いを調べてみた。

ウーロン茶と黒烏龍茶のちがい

『黒烏龍茶』はサントリーが独自で開発した製法で、ウーロン茶からウーロン茶重合(じゅうごう)ポリフェノールのみを抽出し、それを通常のウーロン茶に加えることで、脂肪の吸収抑制効果を強化した特定保健用食品のウーロン茶です。

サントリー

あれ?黒烏龍茶ってサントリーが作ったもので、そのような種類があるわけではないんだ。

でも他のメーカーでも黒烏龍茶ある気がする。
どうなってんだ?

どうやら、黒烏龍茶はただの黒いウーロン茶らしい。濃く煮出すと茶色のウーロン茶も黒くなる。
そんなものに、特許も商標登録もできない。

だからいろんなメーカーから様々な黒烏龍茶が発売されているのだ。

黒烏龍茶は痩せるとか、脂肪を吸収してくれるみたいなイメージをもっている人もいるだろうが、それは幻想なので捨てたほうがいい。

サントリーの黒烏龍茶が特定健康食品であり、脂肪吸収効果があるのは、色が黒いウーロン茶だからではなく、ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)を多くいれてあるからなのだ。

友人が焼き肉を食べる前に黒烏龍茶を飲んで少しでも太らないようにしていた努力は無駄であった。
いや、もちろんウーロン茶にもポリフェノールは含まれてるので完全に無駄ではない。

ただ黒いかどうかで怒っていた行為が完全に無駄であったのだ。
黒烏龍茶を頼むまえに、この黒烏龍茶がサントリーのものかどうかを確認する必要があったのだ。

ちなみに、この焼き肉屋のメニューには黒烏龍茶はなかった。それを知っていながら怒っている友人をみている僕が1番黒かったのはいうまでもない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?