テレビや新聞が伝えない情報 2020年12月号①

マスメディアの構造

ここまで日本人を劣化させてきたマスメディアについて考えてみます。東京に拠点をおくテレビ局と新聞社は図のように、日本テレビ(NTV)が読売新聞と、TBSが毎日新聞、フジテレビが産経新聞、テレビ朝日が朝日新聞、テレビ東京が日本経済新聞と、それぞれ資本で結びついています。テレビ局と新聞社の関係は、今回はかきません。もっと重大なのは、各テレビ局や新聞社の上に、世界最大の広告会社『電通』という会社があり、テレビ局のスポンサー枠を決めています。つまりそれぞれの番組に、どこの会社のCMを入れるのかを決める権限をもっているので、テレビ局は従うしかありません。テレビ局や新聞以外でも、雑誌も、読者の購読料以上に重要なのが企業からの広告で、それを割り振りしているのが電通です。電通のほかに博報堂という広告会社もありますが、シェアは比べものにならないでしょう。つまり日本のメディアは、ほとんど全部が電通に牛耳られているわけです。ニュース番組では、NHK(日本放送協会)という存在がありますが、今までの事件をいかに自民党や財界の希望するように報道してきたか、また現在のNHKは実質的に売国党である自民党の広報機関に成り下がっていることから考えると、NHKも電通の支配下にあることは疑うまでもありません。こういう関係をズブズブといいます。

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