罪深きラーメンズ
『新橋』という名前を見ると思わず『シンバシッ!』と言いたくなる。
駅名でも住所でも天ぷら屋でも『シンバシッ!』なのだからちょっと厄介だ。
ラーメンズのせいだ。
先日、ラーメンズ小林氏の引退記事を見た。
彼らを知ったのは爆笑オンエアバトルの第一回チャンピョン大会、確か再放送か総集編だったと思う。
彼らのコントで日本語学校というシリーズがある。
その中のアジア編に『新橋』というフレーズが何度も出てくるのだ。
内容はよくこれをNHKで放送できたな、というグレーゾーンな感じで、今なら放送できないだろうという内容だった。
だが、他にはない感じのコントで面白かったのだ。
当時中学生だった私にもその面白さは理解できたが、高校生、大学生、社会人と年齢が上がるにつれ、より面白く感じられた。
評判の単独公演はフライヤーも個性的だった。
一体いつの公演か定かではないが、A4サイズのチラシ中央に正方形の空いているものがあった。
このチラシを作るのにいくらかかったのだろう(余計なお世話だ)、と子供ながら気になったが、センスに衝撃を受けたのも事実だ。
単独公演は確かwowowで見た。
中でもコント『小説家らしき存在』はゾッとした。
笑いを求めて見たのに面白くないじゃん。。。と勝手に失望し、もう2度と見るまいと誓った。が、後日妙に気になってもう一度見た。
再度ゾッとしたわけだが、もう10年以上前なのにあのゾッとした感じは未だ覚えている。そしてどうでもいいが、単独公演名は百式と思っていたが箱式の間違いだった。
引退、とのことだが、パフォーマーを引退するだけで裏方の仕事は継続するらしい。彼の作品はこれからも目にすることができるだろう。
でもちょっと寂しい。