勝ち負けがない世界って作れないかな?
昔から対戦競技が苦手だった。
理由ははっきりしなかったが、おそらく運動が出来ないからと考えていた。
だが思い返してみると、ただただラリーするだけの遊びは得意で楽しかったし、シュートのフォームは綺麗だねと褒められることが多かった。
夏休みに毎日ダンスを練習し、体育祭で発表することは毎年楽しみだった。
もしかすると、勝ち負けを決める思考があまり発達せず、みんなで力を合わせて何かを達成することの方が楽しみを覚えたのかもしれない。
正直、勝ち負けを決めることが苦手なんていってたら、「何そんな甘えたこと言っているの?」と笑われそうであまり大きな声で言えなかった。
だが最近のコンテンツ、少なくとも私が好きなものは、競合よりも優れたものを生み出すことより、受け手にとってどうしたら一番いい影響を与えるか?が考えられてるように感じる。
SNSの発達で、より「ユーザー」の価値が高まったからかもしれない。
そんな流れの中で、私のコンプレックスはもしかして、長所になるのでは?とふと感じた。
おそらく世間一般に対して「勝ち負けなんて決めても意味ないから、みんなでいいもの作ろう!」なんて言っても、あんまり理解されないかもしれない。
でも、少しずつでもこの考えが広まって、「みんなにとっていい影響があるものがいいもの!」が大半になる流れにならないかなあ。
そんな流れの中にただ居座って幸せに暮らしたい。
そんなことを歯磨きしながらふと、思った。
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