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第4回源氏パイの誕生と平家パイの関係性とは❔
いよいよ朝晩が寒くなってきましたね、、、温かくして過ごしましょう❕
1日でも早くワクチンが普及して欲しいものです。。
引き続きコロナ対策してお菓子食べて楽しく過ごしましょう!
今回は三立製菓の人気商品「源氏パイ」の誕生と「平家パイ」との関係についてご紹介して行きます。
皆さん、💛形のお菓子と言えば「源氏パイ」が過る方も少ないのではないでしょうか?
実際、バレンタインシーズンになると需要が伸びてくる商品なんです。
まずはじめに「源氏パイ」についていくつかポイントをご紹介します。
◆源氏パイのルーツはフランスのお菓子「パルミエ」だった
商品開発担当者が、パイの本場で知られるヨーロッパ各所を巡っていたある日、フランスでハート形の焼き菓子「パルミエ」に目が留まり、これを日本でお手軽な価格で提供したらどうだろうか?と思い立ち、すぐさま日本に帰国し、商品開発に取り掛かりました。
因みにパルミエという焼き菓子は、20世紀にパリで誕生したお菓子で、折り込み生地を伸ばし、両端から巻いた後、真ん中で合わせ、1㎝程に切って焼くことで生地が膨張し、ハートの様な形に焼きあがるお菓子で、それがヤシの葉っぱに似ていることからこの名が付いたと言われています。
さて話は戻り、当時、日本でパルミエを購入しようとなると、数少ない高級菓子店でしか手に入らない代物で、非常に貴重な存在でした。
またハートの形が最大のネックで、この形を作るには手作業でなければ不可能と言われており、形にムラがないように量産化するにはかなりの壁となっていました。この点を長期に渡り研究開発した事で遂に量産化に成功したのです。
まさに当時の開発担当者の努力の結晶で生まれたお菓子だったわけです。
◆日本初「モンドセレクション受賞トロフィー」5年連続受賞
発売当時、モンドセレクション(国際品質評価機関)を受賞した企業は日本ではかなり少なく、当時は特に非常に意味あるものでした。
ただ船便しかなく、現地到着まで1か月かかる環境は、源氏パイの品質的に不利でした。しかし、木箱や木枠を駆使して丁重に輸送し、その苦労が報われ5年連続でモンドセレクションを受賞することが出来ました。これは日本では初の快挙。お菓子の本場ヨーロッパでも認める名菓となりました。
◆源氏パイの由来と平家パイの関係に大河ドラマが関係していた!?
さて、なぜ源氏パイとなったかについてですが、ここにはNHKの大河ドラマが関係しています。日本では洋風パイの認知度が低いこともあり、和名で検討していました。その状況のなか、翌年大河ドラマで「源義経」が放送される事を知り、人気番組と同様に多くの方々に親しまれる商品になって欲しいという気持ちを込めて「源氏パイ」と命名されました。
一方で「平家パイ」は1993年に誕生し、元々は「レーズンパイ」として販売していました。改名したのは2012年。盾の様な形をしている事から、源氏の放った矢を受ける盾に見立て、表面にあるレーズンは、矢を何本も受けた痕をイメージし、「源平合戦」に当てはめて「平家パイ」となりました。
若干無理やり感はありますが、ユニークさも感じますよね(笑)
最後まで読んで頂きありがとうございます!
▼使用アレルギー物質:(平家パイ)小麦、卵、乳、大豆
(源氏パイ)小麦
▼オフィシャルサイト(三立製菓):https://genjipie.jp/