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どうする?できなかった夏休みの宿題

*以下の記事はラジオの放送を文字起こし、編集した内容です。



こんにちは、ココです!このラジオでは「子どもの未来を共に考える」をテーマに、教育や子育てに関する様々なトピックをお届けしていきます。

さて、夏休みもそろそろ終わりを迎え、多くの家庭で宿題の問題が浮上している頃ではないでしょうか。今回は、夏休みの宿題ができなかった子どもたちに対して、どう対応すれば良いのか、一緒に考えていきたいと思います。

1. 子どもの心情を考える


まず、宿題に取り組めなかった子どもたちが今、どんな気持ちでいるのかを想像してみましょう。おそらく、子ども自身が一番「自分はできないんだ」と感じているかもしれません。親や教師に叱られることが、さらに自信を失わせてしまうこともあります。子どもが「やる気がない」「面倒くさい」と表面的に言っていても、その裏には自分を守るための言葉が隠れているかもしれません。

2. 叱っても解決にはならない


叱るだけでは、子どもが前向きに宿題に取り組むとは限りません。むしろ、「何がわかるの?」と反発心を持たせてしまうことも。私自身も子ども時代に経験があるので、強く叱ることの無力さを感じます。

3. 教員としてのアプローチ


もし宿題ができなかった状態で学校に来た場合、教員が取るべきアプローチはさまざまです。何もしない先生もいれば、放課後に残して一緒に宿題をやる先生もいます。私が見てきた中で、子どもたちが宿題に取り組むようになる教員の共通点は「寄り添い」です。放課後に一緒に宿題をやる、一緒に進捗を確認するなど、子どもに対して一歩踏み込んで関わることで、子どもたちは「見てもらっている」と感じ、やる気が生まれるのです。

4. 家庭でのサポート


家庭でできることも重要です。一緒に宿題をやるのが難しい場合は、勉強や読書でも構いません。同じ時間を共有し、子どもが努力していることを認めるだけでも、子どもにとって大きな励みになります。子どもは大人に「見て欲しい」「認められたい」と思っているものです。

5. 時間が取れない場合は?


親にとって忙しい日常の中で、子どもと向き合う時間を作るのは難しいことかもしれません。しかし、たった30分でも、場合によっては10分でも構いません。子どもと過ごす時間を少しでも作ることで、子どもは確実に変わっていきます。

6. 宿題が全てではない


もし、それでも宿題ができなかった場合は、無理にやらせようとするよりも、「今回は諦める」という選択肢もありだと思います。宿題がその子の人生全てを決めるわけではありません。宿題を通じてどんな力をつけたいのかを考え、それが納得できるものであれば、次の約束をして、今後に繋げることが大切です。

まとめ


今回の放送では、宿題ができなかった子どもたちへの対応について考えてきました。子どもは「見て欲しい」「認められたい」という思いを持っています。それを知っているかいないかで、目の前の子どもへの声掛けが変わります。この放送が誰かの励みになれば幸いです。

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