「あした死のうと思ってたのに」を読んで〝あした〟を延期したくなった話。
今回は1冊の本を紹介させてください。
私に広告収入は無いので気軽に下記Amazonのリンクへアクセスしてみてください。
吉本ユータヌキさんの「あした死のうと思ってたのに」を先ほど読み終えました。
〝あした死のうと思ってたのに〟と、非常に重たいタイトルです。
きっと、タイトルを付けるのにも勇気が必要だったと思います。
でも、タイトルを読んだ時。
「しんどい人に〝なにか〟がある作品なんだろうな。」
と、なんとも言えないけれど、私は前向きさを感じたタイトルでした。
さて、ここまで読んでくださっているのは、この記事のタイトルや、吉本ユータヌキさんの著書に興味のある方だと思います。
少しでも興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてください。
私は読みながらボロボロ泣きました。
この本には、人生論を押し付けるでもなく、生き方を語るでもなく、ライフハックをドヤるでもなく、様々な悩みや〝モヤモヤ〟を抱えた登場人物たちの生活が描かれています。
愛おしくて切なくて。
絵柄も優しくて。
〝あした〟が少し楽しみになった作品でした。
私自身の蓋をしていた記憶が出てきたり、過去の感情がこぼれたり。
休み休みでしたが、作品全体にあふれる優しさに救われて、最後まで読むことができました。
思えば私は昔の事をあまり覚えていません。
家族とのエピソードもそんなに覚えていません。
学生時代「自分史を書く」という課題に頭を悩ませ、必死に思い出して書いたら3行くらいしかなくて。
「あー…」
みたいな。
自分でも笑えるくらい覚えてない事が多いため、同じ作品を何度も楽しめます。
なかなか燃費の良い生活だなぁと思います。
友人と話していて
「ソレ5回くらい聞いた!」
と、突っ込まれる程度に記憶力が悪いですが、突っ込んでくれる友人がいるから救われています。
記憶について、もう少し詳しく書くと、昔の記憶は覚えていないというか、記憶が虫食い状態というか。
大事な所を覚えていなくて、オチのないエピソードばかりというか。
まとまりがなくて、エピソードにならないというか…
日記とかアルバムとかを処分しがちだったのもあるかもしれません。
今回紹介した「あした死のうと思ってたのに」の内容もムシに食われてしまうかもしれません。
でも〝大切な作品〟という印象は残ってほしいな。と、思いました。
こうしてnoteに書き残す事で、少しでもムシに食われませんように。
また好きな作品が増えました。
吉本ユータヌキさん、執筆してくれて、ありがとうございました。
Amazonのリンクを貼っておいて変な話ですが、本屋さんに行くと本との出会いが沢山あって楽しいですよね!
書店で手に取ってみるのもアリだと思います!!
あした、また会おうな。
では。