木村、『学校』辞めるってよ。
タイトルの通り、2024年3月31日をもちまして、軽井沢風越学園を卒業することにしました。
(辞めることを伝えた上で、残りの時間を大切に過ごしたかったので)2024年が始まってすぐに、自分が今年メインで関わっている3・4年生の子どもたちや、3・4年生の保護者の皆様には、この選択をお伝えしました。
また、その他の保護者の皆様には、2月1日付でご報告しましたので、学校関係者以外のお世話になっている皆様にもこの決断をお伝えしたくこの文章を書きました。
関わっている子どもたちから、沢山質問をもらいます。その度に
みんなにそう答えています。理由は、それにつきます。
3年前に、素敵なご縁をいただいて風越学園にジョインしました。
立ち上げ後すぐの、「探究」を中心に置いた幼稚園と義務教育学校(小・中学校)。簡単なはずがありません。難しいことだらけです。3年間、沢山悩みましたし、沢山悔しい思いもしました。それでも、振り返ってみると、この学校の立ち上げ期に参画させていただいて本当に本当に幸せでした。
子どもたちと一緒に生活や学びをつくってきた時間、そして子どもを中心においた生活や学びづくりについて「あーだこーだ」と真剣に意見をぶつけ合える、心から尊敬している素敵な仲間たちとの時間。
(毎日葛藤はありつつも)それらが本当に楽しく、幸せだと思えたからこそ、10年後、15年後に自分がどこでどんな立場から何をしていたいのか、在りたい自身や、自分が描いていきたい理想の社会の姿を考え、このタイミングで卒業することを決めました。
正直、風越にいればいるだけ楽しくなっていく一方ですし、そんなタイミングで卒業することへの寂しさはゴリゴリにあるのですが、風越学園の現理事長は、
とよくおっしゃいます。3月末で一旦出港をするのですが、今より少しだけ色んな世界を見た上で、様々なタイミングで、また自分にとって大切な大切なこの港に戻ってくるのだろうなと思います。
2024年1月初旬、「3月末で卒業する」と伝えた際に、半泣き(笑)の子ども(4年生)から、そんな問いをもらいました。
「学校の外ではないとできないのか?」これからの人生で反芻するだろうその問いをくれた子が寂しがってくれることへの申し訳なさや嬉しさを感じると同時に、風越学園がその子にとって「やりたいこと」を形にできる場所だという信頼があるのだろうなと、この組織に参画していることを誇らしく感じます。
4月以降の具体的な選択につきましては、もう少ししましたら、またご報告させていただきます。
教育というものとも、引き続き、自分なりの距離感でじっくりたっぷり関わっていきたいと考えていますので、このnoteをわざわざここまで読んで下さった皆さまとは是非、またどこかのタイミングでゆっくりお話しをさせていただけると嬉しいです。
こんな感じの木村ですが、皆さま、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
さて、学校という場所を出て、木村は何になっていくのだろう。
2024年2月2日 木村彰宏
以下、2024年3月17日に追記しました。「ここから」の木村も、応援いただけると嬉しいです!