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木村、 『学校』 に戻るってよ。



5年ぶりに、『学校』という場所で働く事になりました。


2021年の4月から、5年間過ごした東京を離れて長野県軽井沢町へ引越し、開園・開校2年目を迎える学校法人軽井沢風越学園に参画させていただきます。




教師を辞め「学校の外から教育に関わる」と決めて東京へ来てからの5年間、多くのご縁をいただき、沢山の方にお会いし、気がつけば教育の分野を越えて本当に多くの貴重な経験をさせていただき、自分の中に幾つもの大切な文脈を持つ事になりました。


この大切な幾つもの文脈を、どこで誰の為に還元していきたいのかと自分に問うた時に、やはり真っ先に頭に浮かんでくるのは、次の世代を生き未来をつくっていく子どもたちや、そんな子どもたちの遊びや学びや育ちに関わる方々でした。


遊びや学びや育ちの機会に溢れている学校という場所に「どこかのタイミングでしっかり戻りたい」とはずっと言い続けていたのですが、そのタイミングについては正直もう少し先だと考えていました。


しかし、見学するご縁をいただいて風越学園に足を運び、軽井沢の自然の中で、子どもたちやスタッフの皆さまの様子を見ながら "この先" について考えた時に、


"学校という場所にいるからできないこと"


があまり思い浮かばなかった為 (勿論、それは風越学園が私立だからだろうという意見もあるかとは思いますが)、それならと、ご縁をいただいたこのタイミングで学校に軸足を置く事を決心しました。


なぜ風越学園なのか」という問いに対して、それらしい言葉をいくつか出すことは出来るのですが、今ここで "誰かの為に" それをする事にはあまり意味がない気がするので、この問いとはこれから時間をかけてじっくり向き合っていきたいと思います。


公立学校ではないのか」という声も聞こえてきそうですが、個人的には、これまで風越学園をつくってきてくださった皆さまと共に、"そこへも届く" ものをつくっていきたいと強く願っております。




すべての人が、互いを生かし、育て合う社会をつくる

というビジョンの実現に向けて、年始に1億円の資金調達も済ませ、全速力で進んでいる株式会社CoachEd(コーチェット)の、

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家族のように大切な皆様には、会社にとって本当に大事な忙しい時期に、この選択を「応援する」とおっしゃって下さった事を心より感謝しています。



上記のような想いを胸にコーチェットに参画させていただいて、丁度一年が経ちました。4月から風越学園に軸足は移すのですが、コーチェットでも引き続き複業として、コーチ兼トレーナーとして活動していきますので、これまでコーチェットに出会って下さった皆様、これからコーチェットに出会って下さる皆様、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。



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(ほぼフルリモートの一年でしたが、最後に集まった際に壮行会的な事して下さる、大好きな皆様。笑いのセンスはちょっと分からんけど、の図。)



また、一般社団法人こたえのない学校での活動や、個人でのファシリテーション業務やコーチング業務、伴走支援など好きで取り組んでいる諸々のお仕事も、今後引き続き楽しみながら探究し続けたいと思っておりますので、木村と共に企んでくださる方、木村にお役に立てる事があれば、引き続きお気軽にご連絡くださいませ。(ご連絡は、FacebookメッセージTwitterのDMにていただけると嬉しいです。)



京都府亀岡市で生まれ育ち、岩手県、奈良県、東京都とキャリア変遷と共に移り住んだ土地や、仕事を通して訪問した土地で出逢ってきた方々の顔を思い浮かべながら、そして新たな地長野県で出逢うであろう方々を想像しながら、この文章を書き上げています。


僕は、言葉には、自分が出逢い過ごしてきた人の数や、経験してきた事の数だけ、文脈と共に魂が宿ると考えています。言葉は受け取った人のものなので、僕にとってはその文脈と魂の重さ自体が相手に伝わるかどうかが重要なのではなく、自分がこれまでいただいてきた文脈や魂を自覚しながら、他者に向けて言葉を使えるかとうかが大切なのだと思います。


僕なりに、そんな大切な文脈や魂のこもった言葉を、次の世代を生きていく・担っていく子どもたちとの関わりや、彼ら彼女らの遊び・学び・成長・発達・変容に関わる多くの皆さまとの関わりの中で丁寧に使っていける、そんな30代、そんな風越学園での生活にしていければ嬉しいです。


これまで出逢いお世話になってきた皆さま、そしてこれからお逢いする皆さま、引き続き、そしてこれからどうぞ宜しくお願い申し上げます。


このnoteを読んで下さった方の中には、木村の選択に対して様々なご意見・ご感想を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。そんな方とは是非、またどこかのタイミングで、ゆっくりお話しさせていただけると嬉しいです。



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さて、学校という場所に戻り、木村は何になっていくのだろう。




2021年3月27日 木村彰宏




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