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運動療法の選び方=痛みの出ない運動方向に可動域を増やす(疼痛検査④)
おはようございます。いつも記事をよんでくださってありがとうございます。今日も続きを書いていこうと思います。
①どこの部位がいつから痛いのか→急性痛or慢性時痛によって患者教育をどうする?
②どんな動きで痛みが出るのか?→どんなストレスが加わることで痛みが出ているのか?
③なぜ、そのようなストレスが生じるのか?→隣接関節との関係性を考える
④疼痛が軽減する動作はあるか?→患者教育としての運動療法、今後の介入の方向性を考える
④について書いていきます。
僕は問診に時に「痛みが出ない動作や、軽減する動作がありますか?」と聞いています。その理由として、、、
痛みが出ない動作、軽減する動作→運動療法のヒントになる
からです。言い換えると疼痛軽減動作→疼痛部位へのストレスが逃げる動作なのでその方向に可動域を増やす、運動のパターンを増やす(運動療法の考え方)になるということです。
例 洗濯物や高いものをとるときに腰が痛くなるが、自転車こいだりするのは腰が痛くない。→体幹伸展方向へは疼痛がでるが、屈曲方向には痛みが出ない、では屈曲方向へ運動範囲を増やしていくといいのではないか?
もしくは口頭でこちらから疼痛軽減動作がないか確認していくのもいいと思います。
例 体幹伸展で腰背部が痛い→股関節伸展or胸郭の拡張or頸部の伸展の動きを意識してもらうか自分が介助してやってもらう→股関節の介助で疼痛軽減する→股関節を中心に運動療法を行っていく
僕が1~2年目の時はリハ目標として筋力向上やROM改善を目標にやっていました。しかし今は痛みのない運動方向に運動療法をやっていくことでより患者さんにあった運動療法を選択できるのではないかと考えています。
また患者さん自身にどうやったら痛みをあまり出さないように生活できるのか考えるきっかけになり、患者教育にもつながると思います。
みなさんの臨床の参考になれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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