味わい深い人生:体験を最大化する旅
本記事について、それとなく触れているものがあるため興味があればこちらを参照して欲しい。
https://note.com/1129offfton/n/ne46adeaa6e2d
最近感じていることがある。
自分の人生体験で、感じ切れていないことが多すぎるのではないかと。
そのため、人生体験から得られる経験や楽しみ、深みが最大化されていないのではないか。
評判の良いラーメンを食べたときのことを考えてみよう。
シンプルな自然派の醤油ベースのラーメンで、味に深みがあり、味の情報量が多いこと、味に立体感があることなどが感じられる。
しかし、ラーメンを食べ歩いている人は、さらに細かい基準で比較でき、具体的な味や風味、うまみを理解できるだろう。
例としてラーメンを挙げたが、エンタメ体験全体においても同じことを感じる。
小説、漫画、映画、アニメ、ゲーム、歴史的名所の観光、音楽、等々。
これらの同じものを経験しているはずなのに、自分よりもっと多くの情報や感情、深みやメタファーなどを感じている人が確実にいる。
それが、とてつもなく悔しい。
もちろん、それぞれの分野のプロがおそらく一番そのコンテンツを楽しめる素質を持っているだろう。
であれば、自分が死ぬまでの限られた時間で、すべてを世界一楽しめるようにはなれない。
どれ1つとして、プロレベルでの解像度で物事を認識出来るようになる自信はない。
だが、それでも、自分が人生で体験するコンテンツから、可能な限り多くの情報を得たい。
古典的名作や、世間で話題になった作品に触れるのならば、世間一般的な感想しか言えない一般的な感受性の人間で留まりたくない。
だが、どうすればよいか。
一番簡単な方法は、それぞれの分野のプロになることだ。
受動的に得られる情報より、能動的な姿勢の方が情報量が多く、質も高く、多角的になるだろう。
ともすれば、ラーメンの店主になり、売れっ子作家になり、映画監督になり、漫画家になり、アニメ監督になる。
なんてことは物理的には可能かもしれないが、一人の人間が持つリソースでは不可能に近い。
であれば、どのようにするか。
今の自分が考えて得られる答えは2つ。1つ目は、常に良い体調でいること。
2つ目は、背景知識を大量に学習すること。
常に良い体調でいることは、もはや自明のことだとは思う。
だが、あえて記述をしておこう。
書くことで深まる理解もあるだろう。
これは逆を考えると、とてもわかりやすい。
40度の熱にうなされ、頭痛がひどく、全身に気だるさを感じ、頭がまともに働かない。
このような状態で最適なコンテンツ体験は得られやしない。
であれば、その対極。
究極に体調が良い状態をめざせば、より感じ取れる情報や感情が多くなるはずだ。頭
が快調に回れば、考えてたどり着く答えの数も質も上がるだろう。
2つ目の、背景知識を大量に学習するは少し説明が必要だ。
人が作成するコンテンツは、必ず何かしら元となるものがある。
完全にオリジナルとなるコンテンツはほぼ無いに等しい。
であれば、元となるものを学習すれば、コンテンツ体験の中で、この作品は何を参照して作成されたのかわかるようになる。
そうすると、作品に対しての解像度が上がるのではないだろうか。
そのための背景知識とは何だろうか。
日本史、世界史、時事情勢、経済、地理、各国の食文化、音楽文化、宗教、政治、などが挙げられるか。
つまるところ、自分が知らない知識を大量に身につけないといけない。
特に、歴史と地理、加えて宗教は必須だと感じる。
大体のコンテンツはこれらを元として、あるいは参照して作成されることが多いように思われるからだ。
ここまでで、2つの観点とその詳細について把握できた。
そうしたら、どうすればよいかが問題となるだろう。
良い体調でいることは、明確な答えがすでに出ている。
早寝早起き朝ご飯、適度な運動、お酒やたばこはほどほどに。
子供から大人まで知っていることだ。
背景知識を大量に学習することは、難易度が高いだろう。
そもそも、無知の知であることすら自覚していないものがほとんどだからだ。
知らないことを知ることが、なによりも難しい。
だからといって、歩みを止める気は毛頭ない。
知らない領域を知るためには、脳みそに大量の背景知識を入れてそれでも知らないことを学習すればいい。
とにかく、大雑把でもいいから歴史、地理、宗教を学ぶところがスタートだろう。
そのために、高校生が学習する知識レベルから始めるのが1つの指針となるだろうか。
そのあたりは、学習しながら定めていこう。
というわけで、人生体験を最大限に楽しむためにはどうすればいいか、その答えと方法について何となく掴めた。
この答えを元に行動するとともに、この答えをさらにブラッシュアップできる自分に期待したい。
ここまで読んでいただいた人の中で、よりよい答えや方法論を知っている人がいれば、ぜひともコメント等で教えて欲しい。