何もない40代のはじめてのnote
気がついたらすぐ45歳になんてなるものだ。
25歳の頃のことだって、ついこの間のことのように鮮明に思い出せるのに、平気で時は過ぎていく。調子に乗ると昔話だってするくせに、ふと振り返った時、何も残していないのだ。
私はいつも、少し先の未来の自分に期待していた。そのために毎日をそれなりに一生懸命、苦しい日もあるし、少し上手く行ったような気がする日もあり、そんな風に毎日を重ねていたら、もうこんな数字だけ見たら(数字以外を見ても)、立派なおばさんである中年となっていた。
過去を振り返るな、とは、人間から自信を奪わないために使う言葉なのかも知れない。過去を振り返ったら、ひとつ、またひとつと、自分が何も残していないことを思い知るだけだから。困ったことに、期待をかけられる未来が短くなるにつれ、私の自信は細く脆く消えるようになっていた。
実際、弱音を吐きたいわけでも言い訳をしたいわけでもない。ただきっと、自分が残したかった何かを、うっかり残せずに4〜50年生きてきた私のような人って、たくさんいると思う。その人たちとどこか心で語り合いたくて、もはや年齢は関係なく、多分私は友達が欲しいのかも知れない。
実は自分が何かができているかも知れないと言う微かな期待を抱き、せめてこれから何かが残せたら良いなと、少し先の自分にはっぱをかけるように、アカウントを作った。少しずつここに何かを絞り出して、これからの日々に自信がついたら良いと祈りつつ。
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