Prometheus 242

2024/11/3

第一項『ロシアは中国の内政問題に関しては、興味など無い』

これは、意味深的な会談に成るだろう。
ロシア側が李強を呼んだと思えば、話の辻褄が合う。
習近平が死亡、又は重篤で、政務活動の決断を行えないからだろう。

故に、序列的に習近平の次期後継者と目されている李強に対して、中国とロシアの関係性を維持するのか?しないのか?
を問う為に、李強を呼んだのだ。

ここで、外国華僑人や外国民主派華僑人が理解しなければ、成らないのは、ロシアは、中国の内政問題に関しては、興味など無い。
世界の国々も、そうである。

習近平が死亡、又は重篤で問題に成るのは、中国の外交政策である。

簡単な話で、世界は今、大雑把に二極化されている。
米国を中心にしたG7と、それに対峙する、ロシアを中心にした【BRICS+】や、グローバル・サウスの国々である。

中国は、習近平路線に成るまでは、江沢民路線の改革開放で、米中蜜月状態だった。それが、習近平路線に変り、米中対立と親露外交路線に、切り替わったのである。

当然、世界が注目するのは、後継者の李強が、引き継ぐのか?
それとも、ロシアとの関係を解消し、米国へ寝返るのか?
・・・という事である。

これは、李強の国際政治での力量が、問われる外交問題である。
李強は、内政に関しては改革開放路線で、鄧小平の様な政策に切り替えるだろうが、米国とロシアの関係は、今は最悪の状態である。

これに対して、李強が、米国とロシアの仲裁役を買って出る程の、外交センスが有れば、中国と米国の対立関係も和らぐだろうが、李強に、それだけのセンスと力量が有るのか?・・・それが、問われるのだ。

ここでも、世界のパラダイムが、ウクライナ特別軍事作戦で、ロシアが勝利した事により、パラダイムが変ったのである。

日本だけは、この認識が無いから、ロシアと中国の、この動きに関して、無頓着で有るのだ。

本当ならば、中国とロシアの離反は、日本にとっては、ロシアとの関係を深めるチャンスなのに、それが出来無い。

中国の李強が単純な愚か者ならば、習近平の政略的な外交政策を覆し、ロシアを切り捨て、米国と”縁りを戻す”と言う単純な発想で、中国の崩壊を早めてしまうが・・・。

李強が、優秀な後継者ならば、中国が米国とロシアの仲介役を行えば、トランプ政権に成った時には、世界は、米国と中国とロシアの三極構造に向かう筈である。

その時に、日本の立場(存在感)は、何処にも存在しない事に成る。
米国の属国としての日本として、世界の国々から扱われる事は、既成事実と成るだろう。

その認識が、日本の自民党総裁選に無い事が、浦島太郎状態のお花畑で、夢の中での物語と、言われる所以である。

日本は、眠りから覚めないまま、死んで行くのである。

第二項『中国の外交路線は米中対立構造と親露政策は変らない』

これで、習近平の後継者としての、お披露目式が始まった。
名実ともに、習近平体制から李強体制へ、移行したと世界中の国々が認知するだろう。

それに、米国系の西側の関与が無かった事で、中国の外交路線は、米中対立構造と親露政策は変らないと、印象付けるセレモニーである。
台湾と外国中華系の民主派は残念だね。

第三項『カマラ・ハリスの自業自得だよ』

始まったな(笑)。
カマラ・ハリスの自業自得だよ。

Black Lives Matter「BLM」やANTIFAの連中と、その資金源のジュージ・ソロスのオープン・ソサエティー財団(OSF)を、最初に利用したのは、前回の大統領選挙で民主党が、始めた顛末である。

カマラ・ハリスは、イスラエル問題で、何か対応しなければ、更に過激に成る。

第四項『ローマ帝国に挑んだ男 ~天才軍師ハンニバル』

ローマ帝国に挑んだ男 ~天才軍師ハンニバル~を彷彿とさせて、ナイスガイだと思います(笑)。

でも、現代のローマ帝国の米国では、ハンニバルと言えば、映画『羊たちの沈黙』を連想してしまうだろう(笑)。
歴史観が、有る国と無い国の差である。

第五項『バーニーサンダース氏の貨幣観は正しいと思う』

バーニーサンダース氏の貨幣観は正しいと思う。
MMTポリティカルの推進者でもある。

『税は財源では無い』と『財源は税では無い』という事を、理解しているし、通貨発行権の有る、政府の通貨発行量は、長期金利が、許す限り無限大(∞)という事を理解している人。

でも、彼は、自由主義者では無く、社会主義者。

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