2024/03/17 日常だった


 早起きした日に限って時間がたりなくなるように、ゆっくり過ごした日に限ってなんのやる気もなくなる。昨日はものすごくゆっくり過ごしたというのに寝ても寝ても眠たくて、今日は起きるのが遅くなった。故に筋トレとストレッチを最小限にした。コーヒーを入れるのも面倒だった。蒸しキャベツと蒸しサツマイモ、それらを食べた。食べて労働に向かう。
 私の出勤時間はゆっくりなのでいつも電車は空いているのだけれど、それは平日の話で、休日はその通りではなくて、私が住むのはそこそこの都会で、だから駅にはわんさか人がいた。ちいこいおばあちゃんの集団、子供の手を引いてベビーカーを押す家族、綺麗に着飾った若い女の子たち。うんざりするくらい人がいた。都会は便利だけれど住むのには全く適していない。引っ越したい。でも私は東京に引っ越そうかなとか思っていて、今は大阪で、東京とかってもっと人いっぱいなんだろうな、みたいな、そこで考えることをやめてしまっている。
 日曜日は金曜土曜に比べるとそこまで忙しくはないので、でも暇でもなくて、なんだかんだで時間が経つのが早い。あっという間に昼休憩になった。今日はねぎトロ丼のご飯少なめのやつと、ちいさいざるそばを食べた。最近までまぐろが、というか海鮮が苦手だったのだけれどすっかり大人の舌になりねぎとろが大好きになった。お寿司がたべたい。

 いつも日記を昼休憩に少し書いて帰りの電車で続き、寝る前に最後まで書くという、隙間時間を見つけての作業としているのだけれど、今日はあんなに寝たというのにねむたくてねむたくて、ご飯を食べたあとはねむった。四十分くらいねむった。だからこの文章は帰りの電車で打たれている。電車の中は日記を書く作業や読書や睡眠がすこぶる捗る。家に電車がほしい。電車に住みたい。そんなことはない。

 頭が痛く、家に帰ってからのことは全て適当にこなした。食事も入浴もストレッチも全部手を抜いた。目がかゆいのとくしゃみが止まらないのと顔がむずむずするのと、みんな花粉のせいで、頭痛だけは気圧のせいらしい。全部花粉のせいにしてやりたい。憎い。全ての不調を花粉のせいにし、花粉を憎みきりたい。憎悪の対象としてやりたい。

 捕食者——全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼/を読み終える。だが感想を書く気力は残っていない。
 寝

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