天地無用で考えた話 (ランダム単語)
ランダムに単語を出現させるサイトで偶然出た(天地無用)から考えた小説です。読んでいただけると幸いです。今回はショートショートです。よろしくお願いいたします。
「はい、かしこまりました。それで、折り返しのお電話はどちらにおかけいたしましょう?」
私は電話口から聞こえる相手の電話番号を何かに書き留めたかった。がしかし、生憎紙もペンも手近にはなかった。
ならば携帯にメモしよう。そう思った私は、先方との電話が終わった後、すばやく携帯の電話帳ボタンを押そうと思った矢先だった。