Photo by 950am 待合 (詩) 9 walnut 2024年1月26日 12:13 左右に伸びる木の廊下ガラス扉の向こうの木々が鈍く光る廊下に緑を落としている前に伸びる短い廊下待合に座る人々背中を丸めて中空を見つめているせねばならないことをしないことを許された待合名前呼ばれるのを待つ顔していつまでも呼ばれないことを祈りまるで人生の役に立たない小さな宝石のような詩集の頁を繰る生き急ぐように廊下と廊下が交差する宇宙にぽっかりと浮遊する待合に石油ストーブはシューシューと鳴る ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #詩 #自由詩 #冬 #ストーブ #待合室 9