☆:よみがえる変態(星野源)【読書レビュー】
本を知った背景
女医の西川史子先生が2021/8に脳内出血で闘病をされていたニュースを見かけたのですが、西川先生のインスタで星野源さんの著書『よみがえる変態』をレビューしていたのを見かけた事で知りました。
星野さんも以前にくも膜下出血を経験されていて、その前後3年間の出来事をまとめたエッセイです。
西川先生のインスタのコメントを読んでみた当時は、星野さんの闘病時の過ごし方に共感したり(下ネタ部分には)ツッコんだりとか・・・ただのエッセイじゃないなと思って気になったので後ほど購入しようと考えていました。
(と同時に、西川先生のひとつひとつ紡ぐ言葉にあたたかみを感じて、やさしい人なんだなあって感じました。
また、まわりの事をよく見ていらっしゃって気遣いの人でもあるのかなと思いました。)
購入したタイミング
よみがえる変態を購入した時期は2021/12末頃でした。
わたしの体調不良の日々から少し落ち着いていた時期だったのですが、ふと思い出したのと同時に、星野さんが過ごした闘病生活に興味が湧いてきて、これからを過ごすにあたって何らかのヒントが探れないか?と思いました。
本を読んでみた感想
まず、本の前半部分に関しては星野さんの普段の日常の経過まとめてあって病気を予期ともしない感じだったのだけど、後半部分から内容が怒涛になっていって。
普段通り音楽作業に取り掛かっている時に突然頭に激痛が起こってくも膜下出血の闘病が始まっていったんだけど、闘病の壮絶さがリアルに伝わってきて、読んでいて涙がポロポロ止まらなかったです。
あとがきの『もう希望を失ってしまった、いま目の前にあるのは絶望だ』という星野さんの言葉は闘病後の彼のすべてが詰まっている気がします。
わたしも体調不良になって星野さんと重なる部分もあってこの言葉の意味を理解してしまったら・・・更に涙が止まらなくなりました。
大病になって人生観がまるっきり変わり、絶望を前に生きながらも星野さんがここまで蘇える(むしろ進化している)のはさすが変態ですね!(誉め言葉!)
人生は有限だし、いつ何が起こるかなんてわかりません。
だから今ある人生をわたしなりに生き抜きたい。
そう思わせてくれた一冊でした。
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