あの煙、二枚舌、欲の話
初詣のあの煙、御利益のあるあの線香の煙を浴びるだけで体の一部が改善するなんて、チートが過ぎると思いませんか。
と言いつつわたしは顔面に向かって手のひらをパタパタさせました。この二枚舌が治りますように。横にいる彼の頭にも煙を流して彼がちょっと気にしているハゲの進行が止みますようにとついでに願った。まあさ、人間なんてハゲから始まりハゲに終わるからさ。お互い禿げあがろうよ、なんて思うけど。
江頭2:50が彼の冠番組でこんなことを言っていた。発毛促進剤を服用すると、副作用で精力が落ちるって。ほんと困るって言ってたけど、そこはガッペムカつくと言って欲しかった。そういえばエガちゃんっていつも唐突に画面に出てくるよね布袋寅泰の曲に合わせて。
番組スタートとともにスタジオにおとなしくエガちゃんが座ってたら、それだけで大爆笑だと思うんだけど。この企画、かなりいいと思うんだけどそもそもエガちゃんを最近テレビで見なくなってしまったな。
ところで神社では干支の土鈴が売ってるじゃないですか。毎年ひとつずつ買って、12年かけて集めたんだけど、ある日断捨離に目覚めて、ぜんぶ一気に捨てました。断捨離って熱に浮かされている状態かもと最近思います。わたしだけかもだけど。神さまごめん、なんか悪いことした気分にもなったけど、捨てるときできるだけ見ないようにした。なんか祟られそうでこわくて。
そうそうそれで、性欲の話に戻るんだけど、前に友近が「おんなは35で性欲が戻る」と言っていてわたしはそれを言い訳にしていたんだけど、38にして次なる言い訳を求めている。
マツコデラックスは「あんたね、したくなくても定期的にしたほうがいいよ、それは」と諭していた。マツコの言うことは絶対……なのだろうか。
この前エロ雑誌をコンビニで立ち読みしていたら、広告に「媚薬」と書かれていて、いまだにそういうの売ってるんだと衝撃を受けた。それ、わたしにも有効なのだろうか。
落ち着いてきてしまった欲と、現役の欲が並んだとき、どちらを優先させるべきか。
自慢の二枚舌で彼に増毛剤を服用させるよう促して、男性ホルモンを減少させる作戦にでも出てみるか。
今日、彼が引いたおみくじ、恋愛の項目に「別れを決めるのもあり」と書かれていて、どきりとした。欧米では性の相性不一致が理由で別れることも少なくないと聞くし。
あの煙をわたしの全身に浴びせて、欲が戻りますようにともう一度願ってみましょうか。
でもそれはちょっと虫が良すぎるおはなしにも思えます。
久しぶりのエロッセイ。